プロジェクト管理ツール おすすめ10選【2026年比較表付き】

比較記事

プロジェクト管理ツールは、①チーム人数と料金体系(ユーザー課金かスペース課金か)/②必要な管理手法(カンバン・ガントチャート・アジャイル)/③既存ツールとの連携と日本語サポート——この3軸で絞れば大きく外さない。まず自社が「シンプルなタスク管理で十分か」「工程・原価まで管理したいか」を決め、そのうえで人数増加後のコストを試算するのが失敗しない選び方だ。

「進捗が把握できない」「タスクの抜け漏れが多い」「メンバーごとに管理方法がバラバラ」——こうした課題は、プロジェクト管理ツールでタスクの可視化・進捗管理・情報共有をひとつのプラットフォームに集約すれば解消しやすくなる。本記事では2026年9月時点の主要ツール10製品を、各社公式サイトの料金・機能に基づいて比較する。ツールを3タイプに分類しているため「自社に何が合うか」がすぐに絞り込める。


  1. プロジェクト管理ツールとは?導入で変わること
    1. プロジェクト管理ツールの主な機能
    2. こんな課題がある企業に特におすすめ
  2. プロジェクト管理ツールの3つのタイプと選び方
    1. タイプ①:タスク管理・カンバン特化型
    2. タイプ②:ガントチャート・工程管理重視型
    3. タイプ③:エンジニア・アジャイル開発向け型
    4. 料金体系の違い:ユーザー課金 vs スペース課金
  3. 選ぶときに確認すべき5つのポイント
    1. 1料金体系と総コスト
    2. 2必要な機能(ガントチャート・スプリント・Wikiなど)
    3. 3チームの規模・技術リテラシー
    4. 4既存ツールとの連携
    5. 5国産 vs 海外ツールの違い
  4. おすすめプロジェクト管理ツール10選|比較表
  5. 各ツール詳細レビュー
    1. Backlog|国産ツールで日本企業に最も馴染みやすい
    2. Asana|自動化とAI機能で業務効率化を加速
    3. Trello|カンバンに特化したシンプル設計
    4. Jira Software|エンジニアチームのアジャイル開発に最適
    5. Notion|ドキュメント管理とタスク管理を一元化
    6. monday.com|高いカスタマイズ性と豊富な外部連携
    7. Jooto|PR TIMESグループの国産カンバンツール
    8. Wrike|リソース管理と工数管理が強い中〜大規模向け
    9. Lychee Redmine|Redmineベースのガントチャート特化ツール
    10. OBPM Neo|PMBOK準拠の本格プロジェクト管理
  6. 目的別おすすめまとめ
    1. まずは無料で試したい
    2. エンジニアチームのアジャイル開発に使いたい
    3. ガントチャートで工程管理をしたい
    4. 全社横断で使える高機能ツールが欲しい
  7. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. プロジェクト管理ツールは無料でも使える?
    2. Q2. 国産ツールと海外ツールはどちらがよい?
    3. Q3. ユーザー課金とスペース課金の違いは?
    4. Q4. ガントチャートが使えるのはどのツール?
    5. Q5. エンジニアのアジャイル開発に向くツールは?
    6. Q6. 月額料金以外に注意すべき費用はある?

プロジェクト管理ツールとは?導入で変わること

プロジェクト管理ツールとは、プロジェクトの計画・実行・監視・完了までを一元管理するSaaSツールで、導入するとスプレッドシートやメール管理でありがちな「属人化」と「情報の散逸」を解消できる。作業状況が全員に見える状態になるため、進捗確認のための会議や個別の問い合わせを減らせる。

プロジェクト管理ツールの主な機能

代表的な機能は次の6つで、どこまで必要かが製品選びの分かれ目になる。

  • タスク管理:担当者・期限・優先度を設定し、作業の抜け漏れを防ぐ
  • ガントチャート:作業工程と依存関係を時系列で可視化し、遅延を早期に発見する
  • カンバンボード:「未着手→進行中→完了」をカード形式で直感的に管理する
  • 進捗ダッシュボード:達成率・工数・リソース状況をリアルタイムに把握する
  • ドキュメント・Wiki:仕様書・議事録・マニュアルを一箇所に集約する
  • 外部連携:Slack・Google Workspace・GitHubなど既存ツールと連携する

こんな課題がある企業に特におすすめ

以下のいずれかに当てはまるなら、ツール導入の効果が出やすい。

  • 複数プロジェクトを並行して進めており、優先順位管理が難しい
  • メンバーが複数拠点・リモート勤務でコミュニケーションコストが高い
  • 「誰が何をいつまでにやるか」が共有されず、進捗確認に都度会議が必要
  • 引き継ぎ時に情報が失われ、業務品質にムラが出ている

プロジェクト管理ツールの3つのタイプと選び方

プロジェクト管理ツールは「カンバン特化型」「ガント・工程管理型」「アジャイル開発型」の3タイプに分けられ、先にタイプを絞ってから比較すると選定の精度が上がる。自社の使い方に合わないタイプを高機能なものにしても、定着しなければ効果は出ない。

タイプ①:タスク管理・カンバン特化型

代表例:Trello、Jooto、Notion

シンプルな操作性と視覚的なカンバンボードが特徴で、ITリテラシーに関わらずチーム全員がすぐ使いこなせる。小規模チームや「まず試したい」企業に向く。詳細な工程管理よりも、日々のタスク消化を重視するチームにマッチする。

タイプ②:ガントチャート・工程管理重視型

代表例:Backlog、Lychee Redmine、Wrike

工程の依存関係・マイルストーン・リソース管理まで対応できる。製造業・建設業・受託開発などスケジュール管理が要となる業種で選ばれやすく、中長期プロジェクトを複数並行管理するPMO(プロジェクト管理部門)にも適している。

タイプ③:エンジニア・アジャイル開発向け型

代表例:Jira Software、Backlog

スクラム・スプリント計画・バックログ管理に特化した機能を持ち、GitHubやCICDパイプラインとの連携が強い。ソフトウェア開発チームで広く使われている一方、非エンジニアには学習コストが高いため、IT部門・開発チーム中心での導入が現実的だ。

料金体系の違い:ユーザー課金 vs スペース課金

料金体系は「ユーザー課金」と「スペース課金」の2種類で、10名を超えるとスペース課金型(Backlog)がコスト優位になりやすい。

課金タイプ 特徴 代表製品
ユーザー課金 利用人数×単価。メンバーが増えると費用が比例増加 Asana・Jira・Trello・Notion・monday.com
スペース課金 スペース(環境)単位で固定料金。ユーザー追加は無料 Backlog

自社の現在の人数と半年〜1年後の増加予測を置いてから、両タイプの総額を比べてほしい。


選ぶときに確認すべき5つのポイント

1料金体系と総コスト

月額表示の安さだけで判断せず、人数増加後の総額と付帯費用まで試算することが重要だ。ユーザー課金型は人数が増えるほどコストが上がり、多くのツールで年払いにすると割安になる(例:monday.comは公式サイトで年払いが月払いより割安と案内)。Lychee Redmineのように別途サーバー費用がかかる製品もあるため、単価だけで比較しない。

2必要な機能(ガントチャート・スプリント・Wikiなど)

「ガントチャートが欲しい」だけなら手頃なツールで十分だが、「スプリント計画+CICD連携」まで必要ならJiraのような専門ツールが適する。オーバースペックは定着率を下げる原因になるため、必要機能を先に決めるのが先決だ。

3チームの規模・技術リテラシー

全社展開を目指すなら、ITリテラシーが低いメンバーでも直感的に使えるUI(Trello、Jootoなど)を優先するのが賢明だ。操作が複雑なツールは、IT部門では問題なくても営業・バックオフィス部門で定着に苦労することがある。

4既存ツールとの連携

SlackやGoogle Workspaceをすでに使っているなら、それらとネイティブ連携するツールを選ぶと通知・権限管理を一元化できる。monday.comは200以上のサービスと連携でき、既存の業務フローに組み込みやすい。

5国産 vs 海外ツールの違い

日本語サポートと日本の商慣習を重視するなら国産(Backlog・Jooto・Lychee Redmine・OBPM Neo)が無難だ。海外ツール(Asana・Jira・Notion・monday.com・Wrike・Trello)はグローバル標準の機能が豊富だが、Trello・Jira・Wrikeはドル建て課金で為替変動の影響を受ける点に注意したい。


おすすめプロジェクト管理ツール10選|比較表

料金は2026年9月時点で各社公式サイトを確認した値。海外3ツール(Trello・Jira・Wrike)はドル建て、そのほかは円建て(税抜/税込は各社表記に準拠)。料金は改定されることがある。

サービス名 最安プラン 無料プラン ガントチャート AI機能 対象規模 日本語サポート
Backlog 月額2,700円/スペース〜(税抜) あり(10ユーザー・1PJ) ◎(スタンダード以上) △ 中小〜大企業 ◎(国産)
Asana 1,200円/ユーザー/月〜(年払い) あり(2ユーザーまで) ○(タイムライン) ◎(Asana AI) 中小〜大企業 ○
Trello $5/ユーザー/月〜(年払い) あり(10名・ボード10枚) ○(Premiumから) ○(Premium) 個人〜中小企業 ○
Jira Software $7.91/ユーザー/月〜(要確認) あり(10ユーザーまで) ○(ロードマップ) ○ エンジニア〜大企業 ○
Notion 1,650円/ユーザー/月〜(年払い) あり(個人向け) △(タイムラインビュー) ◎(Business以上) 個人〜中規模企業 ○
monday.com 1,300円/ユーザー/月〜(3名〜) あり(2ユーザーまで) ○ ○ 中小〜大企業 ○
Jooto 417円/ユーザー/月〜(税抜・年払い) あり(1名) ○(有料プラン) △ 個人〜中小企業 ◎(国産)
Wrike $10/ユーザー/月〜(年払い) あり(基本機能) ◎ ○ 中規模〜大企業 ○
Lychee Redmine 900円/ユーザー/月〜(税抜・10名単位) あり(機能制限あり) ◎(EVM対応) △ 中小〜大企業 ◎(国産)
OBPM Neo 要問い合わせ なし(トライアルあり) ◎(WBS連動) △ 中規模〜大企業 ◎(国産)

各ツール詳細レビュー

Backlog|国産ツールで日本企業に最も馴染みやすい

Backlogの公式サイト

出典:Backlog公式サイト(https://backlog.com/ja/)

Backlogは、株式会社ヌーラボが開発する国産のプロジェクト管理・タスク管理ツールで、スペース単位の料金体系によりユーザーを増やしても追加コストが発生しないのが最大の強みだ。課題管理・ガントチャート・Wiki・Gitリポジトリをひとつにまとめており、開発チームから非エンジニアまで幅広く使える。

主な機能
課題管理(バグトラッキング・タスク一覧)ガントチャート(スタンダードプラン以上)Wikiによるナレッジベースとドキュメント管理Git/SVNリポジトリのホスティングメール・チャットへの通知連携
💰 料金プラン
  • フリープラン:¥0(10ユーザー・1プロジェクトまで)
  • スタータープラン:月額2,700円/スペース(税抜・最大30ユーザー)
  • スタンダードプラン:月額16,000円/スペース(税抜・ユーザー無制限)
  • プレミアムプラン:月額27,000円/スペース(税抜)
  • プラチナプラン:月額75,000円/スペース(税抜)
  • 全プランで30日間の無料トライアルあり
  • 料金はスペース単位でユーザー追加は無料。公式で2027年1月にプラン改定が告知されている
✅ メリット
  • スペース課金のため人数が増えてもコストが変わらない
  • 日本語UI・日本語サポートが充実しており、導入ハードルが低い
  • 課題管理・ガント・Wiki・Gitを1つのツールに集約できる
⚠️ デメリット・注意点
  • AI機能は他社(Asana、Notion)と比べると現時点では限定的
  • スタータープランはガントチャート非対応(スタンダード以上で利用可)
🏢 こんな企業に

日本語サポートを重視する中小〜大企業、特に受託開発・ITサービス業で課題管理とドキュメント管理を一元化したいチームに向く。人数が増える前提のチームほどスペース課金のメリットが大きい。


Asana|自動化とAI機能で業務効率化を加速

Asanaの公式サイト

出典:Asana公式サイト(https://asana.com/ja/)

AsanaはAsana, Inc.が提供する業務管理プラットフォームで、自動化ルールと「Asana AI」による業務支援が強みだ。タスク管理から組織横断のプロジェクト管理まで対応し、複数部門をまたぐワークフローの効率化に向いている。

主な機能
タスク・サブタスク管理(担当者・期限・依存関係)タイムライン(ガントチャート相当)でのスケジュール可視化自動化ルール(条件に応じたタスク作成・通知・ステータス変更)Asana AI(下書き作成・優先順位のサジェスト)ダッシュボード・ポートフォリオでの複数PJ横断管理
💰 料金プラン
  • Personalプラン:無料(2ユーザーまで・無制限タスク/プロジェクト)
  • Starterプラン:1,200円/ユーザー/月(年払い)/月払い1,475円
  • Advancedプラン:2,700円/ユーザー/月(年払い)/月払い3,300円
  • Enterprise・Enterprise+:要問い合わせ
  • AI機能は有料プランに搭載
✅ メリット
  • 豊富な自動化ルールで手作業を削減できる
  • Slack・Google Workspaceなど主要ツールとのネイティブ連携
  • タイムライン・ボード・リスト・カレンダーと複数ビューで状況確認できる
⚠️ デメリット・注意点
  • 無料のPersonalプランは2ユーザーまでで、チーム運用には有料プランが必要
  • AI機能は有料プラン(Starter以上)でのみ利用可能
🏢 こんな企業に

マーケティング・営業・人事など複数部門を横断したプロジェクト管理を効率化したい中小〜大企業。業務自動化とAIサポートを重視する組織に特に適している。


Trello|カンバンに特化したシンプル設計

Trelloの公式サイト

出典:Trello公式サイト(https://trello.com/ja/)

TrelloはAtlassianが提供するカンバン型タスク管理ツールで、「カード」を「リスト」に並べる直感的なUIにより操作習得のハードルが低い。ITリテラシーに差があるチームでも素早く導入できる。

主な機能
カンバンボード(ドラッグ&ドロップでカード移動)チェックリスト・期限・添付ファイル管理自動化(Butlerによるルールベースの自動化)パワーアップ(外部サービス連携の拡張機能)カレンダー・タイムラインビュー(Premiumから)
💰 料金プラン
  • 無料プラン:$0(1ワークスペースあたり10名・ボード10枚まで)
  • Standardプラン:$5/ユーザー/月(年払い)/月払い$6
  • Premiumプラン:$10/ユーザー/月(年払い)/月払い$12.50、無料トライアルあり
  • Enterpriseプラン:$17.50/ユーザー/月(年払い)
  • 公式のja価格ページはドル建て表示。円換算は為替で変動する
✅ メリット
  • 直感的なUIで、非エンジニアでもすぐ使い始められる
  • 無料プランでも基本機能が使え、小規模チームに向く
  • AtlassianのJira・Confluenceと連携でき、開発チームとも併用しやすい
⚠️ デメリット・注意点
  • 複雑な依存関係管理やリソース管理には不向き
  • 無料プランは10名・ボード10枚までで、規模が大きくなると有料プランが必要
🏢 こんな企業に

まずシンプルなタスク管理から始めたい個人・スタートアップ・小規模チーム。複雑な工程管理やWikiが不要な場合に費用対効果が高い。


Jira Software|エンジニアチームのアジャイル開発に最適

Jira Softwareの公式サイト

出典:Jira Software公式サイト(https://www.atlassian.com/ja/software/jira)

Jira SoftwareはAtlassianが提供するソフトウェア開発チーム向けのプロジェクト管理ツールで、スクラム・カンバンのアジャイル手法に対応し、スプリント計画からGitHub・CICD連携まで開発フローを一気通貫で管理できる。無料プランでも10ユーザーまで本格的に使える。

主な機能
スクラムボード・カンバンボード(アジャイル開発対応)スプリント計画・バックログ管理ロードマップ(複数スプリントの長期計画可視化)GitHub・Bitbucket・CICDパイプライン連携高度なJQL(Jiraクエリ言語)による絞り込み検索
💰 料金プラン
  • 無料プラン:$0(10ユーザーまで・無制限プロジェクト)
  • Standardプラン:$7.91/ユーザー/月〜(年払い・ドル建て)
  • Premiumプラン:$14.54/ユーザー/月前後(年払い・ドル建て)
  • Enterpriseプラン:要問い合わせ
  • 有料プランの単価は公式の料金計算ツールで最新額を確認すること。ドル建てのため為替変動あり
✅ メリット
  • アジャイル開発に必要な機能が標準搭載されている
  • 10ユーザーまで無料で本格的に使える
  • Confluence・Trelloと同じAtlassianエコシステムで連携が強い
⚠️ デメリット・注意点
  • 機能が多く学習コストが高い。非エンジニアには操作が複雑に感じやすい
  • 有料プランはドル建て請求が基本で、為替の影響を受ける
🏢 こんな企業に

スクラム・カンバンでアジャイル開発を実践するエンジニアチーム、またはITプロダクト開発を主業とするスタートアップ・IT企業。


Notion|ドキュメント管理とタスク管理を一元化

Notionの公式サイト

出典:Notion公式サイト(https://www.notion.com/ja/)

Notionは「ノート・Wiki・データベース・タスク管理」をひとつに統合したオールインワンツールで、ドキュメント作成とプロジェクト管理を同じ場所で完結できる。柔軟なデータベース機能でカスタマイズ性が高い。

主な機能
ページ・ドキュメント管理(Wiki的な使い方も可能)データベース(テーブル・ボード・カレンダー・ギャラリービュー)タスク・プロジェクト管理(データベースのプロパティで進捗管理)Notion AI(Businessプラン以上でフル機能)Slack・GitHub・Google Driveとの連携
💰 料金プラン
  • フリープラン:¥0(個人向け・基本機能。ブロック数などに制限)
  • プラス(Plus):1,650円/ユーザー/月(年払い)
  • ビジネス(Business):3,150円/ユーザー/月(年払い、Notion AI標準搭載)
  • エンタープライズ(Enterprise):要問い合わせ
  • Notion AIのフル機能はBusiness以上。フリー・プラスは体験版扱い
✅ メリット
  • ドキュメント管理とタスク管理を行き来せずに済む
  • 高いカスタマイズ性で自社ワークフローに合ったデータベースを構築できる
  • フリープランでも個人・小チームなら費用ゼロで運用しやすい
⚠️ デメリット・注意点
  • ガントチャートはタイムラインビューで代替できるが、専用ツールほど高機能ではない
  • 自由度が高い反面、設計・構築に時間がかかる
🏢 こんな企業に

社内ナレッジ管理とプロジェクト管理を同じツールで完結させたい企業。ドキュメント作成・共有が多いコンテンツ制作・マーケティング・スタートアップに向いている。


monday.com|高いカスタマイズ性と豊富な外部連携

monday.comの公式サイト

出典:monday.com公式サイト(https://monday.com/lang/ja/)

monday.comはmonday.com Ltd.が提供するWork OSで、プロジェクト管理だけでなくCRM・採用管理・マーケティングなど多様な業務に対応できるカスタマイズ性が特徴だ。200以上のサービスと連携でき、部門横断の業務基盤として使える。

主な機能
カスタマイズ可能なボード(豊富な自動化レシピ)ガントチャート・タイムライン・カンバンビュー200以上のアプリとのネイティブ連携(Slack・Salesforce・HubSpot等)フォーム機能による外部からのデータ収集ダッシュボードによる複数ボードの横断集計
💰 料金プラン
  • 無料プラン:¥0(最大2ユーザー・ボード3枚)
  • Basicプラン:1,300円/ユーザー/月(3名〜・年払い)
  • Standardプラン:1,650円/ユーザー/月(3名〜・年払い)
  • Proプラン:3,200円/ユーザー/月(3名〜・年払い)
  • Enterpriseプラン:要問い合わせ
  • 14日間無料トライアルあり(有料プランは年払いが月払いより割安)
✅ メリット
  • 200以上のサービスと連携でき、既存の業務フローに組み込みやすい
  • ボードのカスタマイズ自由度が高く、様々な業務に対応できる
  • 自動化レシピが豊富で手動作業を削減できる
⚠️ デメリット・注意点
  • 有料プランは最低3名からの契約(1〜2名チームには割高)
  • 高機能な分、設定・管理に一定のリテラシーが必要
🏢 こんな企業に

部門をまたぐ複数のワークフローを一元管理したい中小〜大企業。CRMや採用管理なども同一プラットフォームで管理したい場合に力を発揮する。


Jooto|PR TIMESグループの国産カンバンツール

Jootoの公式サイト

出典:Jooto公式サイト(https://www.jooto.com/)

Jootoは株式会社PR TIMESが提供する国産のカンバン型プロジェクト管理ツールで、シンプルな操作性に加えてPR TIMESのプレスリリース発信と連携できる独自の強みを持つ。無料から始めやすく、初めてツールを導入するチームでも扱いやすい。

主な機能
カンバンボード(ドラッグ&ドロップ)ガントチャート(有料プラン)タスクへのメンション・コメント・ファイル添付メール・Slack通知連携PR TIMESプレスリリース連携機能
💰 料金プラン
  • 無料プラン:¥0(1名・プロジェクト数無制限)
  • スタータープラン:月額417円/ユーザー(税抜・年払い)/月払い500円、最大10ユーザー
  • ビジネスプラン:月額980円/ユーザー(税抜・年払い)/月払い1,300円、ユーザー数無制限
  • タスクDXプラン:要問い合わせ
✅ メリット
  • 完全日本語対応で操作が直感的。初めての導入でも安心
  • 無料プランでもプロジェクト数が無制限
  • PR TIMES連携でプレスリリース業務とプロジェクト管理を一体化できる
⚠️ デメリット・注意点
  • 無料プランは1名のみと制限が厳しい
  • スタータープランは最大10ユーザーまでで、それ以上はビジネスプランが必要
🏢 こんな企業に

PR・広報・マーケティングなど情報発信業務が多い企業、または国産ツールで手軽にカンバン管理を始めたい中小企業。


Wrike|リソース管理と工数管理が強い中〜大規模向け

Wrikeの公式サイト

出典:Wrike公式サイト(https://www.wrike.com/ja/)

WrikeはWrike, Inc.が提供する中規模〜大企業向けのプロジェクト管理ツールで、ガントチャート・タイムトラッキング・リソース管理・カスタムレポートなど、PMOや複数プロジェクトを束ねるマネージャー向けの機能が揃う。

主な機能
ガントチャート(ドラッグ&ドロップで工程調整)タイムトラッキング(工数・稼働実績の記録)リソース管理(メンバーの稼働状況・ワークロード可視化)カスタムレポート・ダッシュボード外部アプリとの連携
💰 料金プラン
  • 無料プラン:$0(基本機能)
  • Teamプラン:$10/ユーザー/月(年払い・2〜15名)
  • Businessプラン:$25/ユーザー/月(年払い・5〜200名)
  • Pinnacle・Apexプラン:要問い合わせ
  • 14日間無料トライアルあり。公式ja価格ページはドル建て表示(2026年1月21日以降の新規価格)
✅ メリット
  • リソース管理と工数管理が標準機能で充実しており、PMOに適している
  • カスタムレポートで報告資料を自動生成できる
  • 外部連携により既存ツールへの組み込みがしやすい
⚠️ デメリット・注意点
  • Businessプランは5名からの契約(少人数チームには割高)
  • 高機能な分、初期設定・カスタマイズに時間を要する
🏢 こんな企業に

複数プロジェクトを横断管理するPMO・プロジェクトマネージャーがいる組織。リソース配分の最適化や工数の正確な把握が必要な中規模〜大企業に適している。


Lychee Redmine|Redmineベースのガントチャート特化ツール

Lychee Redmineの公式サイト

出典:Lychee Redmine公式サイト(https://lychee-redmine.jp/)

Lychee Redmineは株式会社アジャイルウェアが提供する、オープンソースRedmineをベースにしたクラウド型プロジェクト管理ツールで、EVM(出来高管理)やCCPMなど本格的なプロジェクト管理手法に対応する。IT・建設・製造業など工程管理を重視する業種で使われている。

主な機能
高機能ガントチャート(バーナースライド・クリティカルパス表示)EVM(アーンドバリュー管理)で予算・進捗を数値化リソース管理・稼働率グラフCCPM対応(バッファ管理による納期遵守)既存Redmineデータのクラウド移行に対応
💰 料金プラン
  • フリープラン:¥0(公式ではユーザー数無制限・機能制限あり)
  • Standardプラン:900円/ユーザー/月(税抜・10ユーザー単位)
  • Premiumプラン:1,400円/ユーザー/月(税抜)
  • Businessプラン:2,100円/ユーザー/月(税抜)
  • 別途サーバー費用が月額5,000円〜かかる
  • Enterpriseは要問い合わせ。30日間無料トライアルあり
✅ メリット
  • EVMやCCPMなど本格的なPM手法に対応している
  • Redmine互換のため既存Redmine環境からの移行がしやすい
  • 業種別のテンプレートが用意されている
⚠️ デメリット・注意点
  • 有料プラン料金に加えてサーバー費用(月5,000円〜)が別途かかる
  • Redmineベースのため、UIがやや古い印象を受けることがある
🏢 こんな企業に

製造・建設・システム受託開発など工程管理・原価管理を重視するプロジェクト型業種の企業。Redmineから移行してクラウド化したいIT部門にも適している。


OBPM Neo|PMBOK準拠の本格プロジェクト管理

OBPM Neoの公式サイト

出典:OBPM Neo公式サイト(https://products.sint.co.jp/obpm)

OBPM Neoは株式会社システムインテグレータが提供する、PMBOK(Project Management Body of Knowledge)に準拠した本格的なプロジェクト管理ツールで、WBS・原価管理・収益管理・リソース管理を統合できる。システムインテグレーター・建設・コンサルティングなどプロジェクト型ビジネスの管理に向く。

主な機能
WBS(作業分解構造)による工程管理原価・収益管理(実績原価と予算の乖離管理)リソース管理(要員計画・スキル管理)PMBOK準拠のワークフローERPや基幹システムとの連携
💰 料金プラン
  • Basic/Limited/Enterpriseの3エディション
  • 10ライセンスからの利用・1年単位契約
  • ボリュームディスカウント制のため公式でも月額は非公開。料金は要問い合わせ(資料DL・問い合わせ)
  • 無料トライアルあり(要申込)
✅ メリット
  • PMBOKに準拠した体系的なプロジェクト管理ができる
  • 原価・収益まで一元管理でき、プロジェクト型ビジネスの経営管理に直結する
  • 国産製品のため、日本の商慣習・会計基準に対応した設計
⚠️ デメリット・注意点
  • 料金は非公開のため、導入前に必ず見積もりが必要
  • 中小企業・スタートアップには機能過剰になる可能性がある
🏢 こんな企業に

システムインテグレーター・建設・コンサルティングなどプロジェクト型ビジネスを展開する中規模〜大企業で、原価・収益管理まで含めた本格的なPM基盤を構築したい組織。


目的別おすすめまとめ

用途がはっきりしているなら、次の観点で絞り込むと候補が2〜3製品まで一気に減る。

まずは無料で試したい

無料プランが使えるのは Backlog(10ユーザー・1PJ)、Jira Software(10ユーザーまで)、Trello(10名・ボード10枚)、Notion(個人向け)、Lychee Redmine(ユーザー数無制限・機能制限あり)など。直感的に操作したいなら Trello か Notion、開発チームなら Jira Software から試すとよい。

エンジニアチームのアジャイル開発に使いたい

アジャイル開発なら Jira Software が有力で、スプリント計画・CICD連携が充実している。日本語サポートを重視するなら Backlog も候補で、課題管理とGitリポジトリ管理が一体化している。

ガントチャートで工程管理をしたい

工程管理の厳密さを求めるなら Lychee Redmine(EVM・CCPM対応)、使いやすさと機能のバランスなら Backlog(スタンダード以上)、リソース管理まで含めるなら Wrike が候補になる。

全社横断で使える高機能ツールが欲しい

複数部門の横断利用なら Asana(自動化+タイムライン)、独自ワークフローを組みたいなら monday.com(カスタマイズ性と外部連携)が向く。大企業でPMBOK準拠・原価管理まで必要なら OBPM Neo を検討したい。


よくある質問(FAQ)

Q1. プロジェクト管理ツールは無料でも使える?

使える。Backlog(10ユーザー・1PJ)、Jira Software(10ユーザー)、Trello(10名・ボード10枚)、Notion(個人向け)、Lychee Redmine(ユーザー数無制限・機能制限あり)などに無料プランがある。ただし人数・ボード数・機能に制限があるため、チーム本格運用では有料プランが前提になることが多い。

Q2. 国産ツールと海外ツールはどちらがよい?

日本語サポートと日本の商慣習を重視するなら国産(Backlog・Jooto・Lychee Redmine・OBPM Neo)が無難だ。グローバル標準の機能や豊富な連携を求めるなら海外(Asana・Jira・Notion・monday.com・Wrike・Trello)が候補になる。海外3ツール(Trello・Jira・Wrike)はドル建て課金で為替変動の影響を受ける点に注意する。

Q3. ユーザー課金とスペース課金の違いは?

ユーザー課金は「利用人数×単価」で、人数が増えるほど費用が比例して上がる。スペース課金(Backlog)はスペース単位の固定料金でユーザー追加が無料のため、10名を超えるとユーザー課金型より割安になりやすい。自社の人数と増加見込みで総額を比べるのがよい。

Q4. ガントチャートが使えるのはどのツール?

Backlog(スタンダード以上)、Lychee Redmine、Wrike、monday.com、OBPM Neo(WBS連動)が対応する。AsanaとNotionはタイムラインビューで代替できる。工程管理の厳密さ(EVM・CCPMなど)まで求めるならLychee Redmineが適している。

Q5. エンジニアのアジャイル開発に向くツールは?

Jira Softwareが代表格で、スクラム・スプリント計画・バーンダウン・CICD連携まで対応する。日本語サポートを重視するなら、課題管理とGitリポジトリ管理が一体のBacklogも有力な選択肢になる。

Q6. 月額料金以外に注意すべき費用はある?

ある。Lychee Redmineは有料プラン料金とは別にサーバー費用が月5,000円〜かかる。海外ツール(Trello・Jira・Wrike)はドル建てのため為替で実質負担が変動する。また最低契約人数(monday.comは3名〜、WrikeのBusinessは5名〜)が設定されている製品もあるため、少人数チームは割高になりやすい。