法人向けオンラインストレージ選びで最初に決めるべきは、①課金方式(ユーザー課金か容量課金か)、②必要容量と拡張性、③セキュリティ・社外共有要件の3軸です。利用人数が少なめならBox・Dropbox・Google Drive・OneDriveなどのユーザー課金型、人数が多く全社導入したいならDirectCloud・セキュアSAMBA・Bizストレージ ファイルシェアなどの容量課金型(ユーザー無制限)が総額で有利になります。万人にとっての「これ一択」というサービスはなく、想定人数・データ量・セキュリティ要件を先に固めてから比較するのが遠回りに見えて一番早い選び方です。
「社内ファイルサーバー(NAS)の容量が逼迫し、管理も大変」「テレワークで社外からファイルにアクセスできず不便」「取引先との大容量ファイルのやり取りをメール添付で行っていて不安」——こうした課題からオンラインストレージの導入・乗り換えを検討する企業が増えています。しかし、いざ調べてみると、Box・Dropbox・Google DriveなどグローバルサービスからDirectCloud・セキュアSAMBAなど国産まで数多くあり、「ユーザー課金と容量課金で何が違うのか」「自社にはどれが合うのか」と迷う担当者は少なくありません。
オンラインストレージは、料金(ユーザー課金か容量課金か)・容量・セキュリティ・既存システムとの連携などサービスごとに特徴が大きく異なります。利用人数やデータ量に合わない課金方式を選ぶと、コストが想定以上に膨らむことがあります。
本記事では、2026年9月時点のおすすめオンラインストレージ(法人向け)10選を、各社公式サイトで確認した料金・容量・セキュリティの情報をもとに客観的に比較します。社内ファイルサーバーとの違いや課金方式といった基礎から、選び方の5つのポイント、目的別のおすすめまで解説するので、自社に合うサービス選びの参考にしてください。料金・プランは改定される頻度が高い情報のためとし、最終的な金額は必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。
オンラインストレージとは?社内ファイルサーバーとの違い
オンラインストレージとは、インターネット経由でファイルを保管・共有・共同編集できるクラウドサービスです。自社で物理的なファイルサーバー(NAS)を持つ代わりに、クラウド上にデータを置くことで、場所や端末を問わずアクセスでき、容量の拡張やバックアップ・障害対策(BCP)も容易になります。
社内ファイルサーバーは初期投資や保守・容量管理の負担が大きく、社外からのアクセスやテレワークに弱いという課題があります。オンラインストレージならサーバー管理が不要で、必要に応じて容量を増やせ、アクセス権限やログでセキュアに運用できます。
オンラインストレージでできること
オンラインストレージの基本的な機能は次のとおりです。
- ファイルの保管・整理:フォルダ構成でファイルを一元的に保管します。
- 共有・共同編集:社内外とファイルを共有し、複数人で同時編集できるサービスもあります。
- アクセス権限・操作ログ:フォルダ・ファイル単位で権限を設定し、操作履歴を記録します。
- 同期・バックアップ:PC・スマホと同期し、過去のバージョンへの復元やバックアップができます。
種類と課金方式(ユーザー課金/容量課金・ユーザー無制限)
オンラインストレージを選ぶうえで最も重要なのが、課金方式の違いです。ここを理解しておくと、コストを大きく抑えられます。
| 課金方式 | 特徴 | 向いている企業 | 代表例 |
|---|---|---|---|
| ユーザー課金型 | 1ユーザーあたりの月額・容量も大きい | 利用人数が少なめ・1人あたり容量が必要 | Box/Dropbox/Google Drive/OneDrive |
| 容量課金型(ユーザー無制限) | データ容量で課金・人数が増えても定額 | 利用人数が多い・全社で使いたい | DirectCloud/セキュアSAMBA/Bizストレージ |
利用人数が少なければユーザー課金型が割安ですが、人数が多いと容量課金型(ユーザー無制限)のほうが安くなります。たとえばDropbox Business Standard(月1,500円/ユーザー)を100人で使うと月15万円ですが、容量課金型(例:DirectCloud Standard 月44,000円・500GB)なら人数に関係なく一定です。想定する利用人数を基準に、課金方式から比較しましょう。
グローバル大手と国産法人特化の違い
オンラインストレージは、Box・Dropbox・Google Drive・OneDriveといったグローバル大手と、DirectCloud・セキュアSAMBA・Fileforceなどの国産法人特化に分かれます。グローバル大手は機能・連携・共同編集が豊富な一方、国産サービスは日本語サポートや、データの国内保管・日本企業の運用に合った権限設計などに強みがあります。自社のIT環境やセキュリティ要件に合わせて選びましょう。
オンラインストレージを導入するメリット・デメリット
導入判断のために、メリットと注意点の両面を客観的に整理します。
メリット|どこでもアクセス・共有・BCP・サーバー管理不要
- 場所・端末を問わずアクセスできる:テレワークや外出先からもファイルを利用でき、働き方の自由度が高まります。
- 共有・共同作業がスムーズ:社内外とファイルを安全に共有でき、メール添付の手間やセキュリティリスクを減らせます。
- BCP・バックアップに強い:データがクラウドにあるため、災害や端末故障時もデータを守れます。
- サーバー管理が不要:物理サーバーの保守や容量増設の手間・コストから解放されます。
とくにテレワークや拠点が複数ある企業ほど、クラウド化による利便性・安全性の向上効果が大きくなります。
デメリット・注意点|セキュリティ運用・コスト・移行
- セキュリティ運用が必要:アクセス権限の設計や共有範囲の管理を怠ると、情報漏えいのリスクがあります。権限・ログ機能を活用しましょう。
- 利用規模によってはコストがかさむ:ユーザー課金型は人数が増えると費用が膨らみます。課金方式を見極めましょう。
- 既存データの移行に手間がかかる:ファイルサーバーからの移行は、フォルダ構成や権限の再設計が必要です。
オンラインストレージの選び方|後悔しない5つのポイント
数多いオンラインストレージから自社に合うものを選ぶために、次の5つの観点で比較しましょう。
1課金方式(ユーザー課金か容量課金か)とコスト試算
まず、課金方式を確認します。利用人数が少なめならユーザー課金型(Box・Dropbox・Google Drive・OneDrive)、利用人数が多い・全社で使いたいなら容量課金型(DirectCloud・セキュアSAMBA・Bizストレージ)が向いています。想定人数で総額を試算し、課金方式から絞り込むのがコスト最適化の近道です。
2必要な容量と拡張性
自社で扱うデータ量と、今後の増加を見込んで必要な容量を確認します。Boxの容量無制限プランのように大容量に強いサービスもあれば、容量課金型のように容量で料金が決まるサービスもあります。容量の追加のしやすさも含めて確認しましょう。
3セキュリティ・アクセス権限・操作ログ
ファイルには機密情報が含まれるため、セキュリティは重要です。フォルダ・ファイル単位のアクセス権限設定、操作ログ、暗号化、IPアドレス制限、ウイルスチェックなどの機能を確認しましょう。データの国内保管を重視する企業は、DirectCloud・セキュアSAMBA・GigaCCなど国産サービスのアクセス制御・ログ機能を比較するのが具体的な進め方です。
4既存システム・Office/Googleとの連携
普段使うツールとの連携も確認します。Microsoft 365を使うならOneDrive、Google WorkspaceならGoogle Driveが自然に連携できます。SalesforceなどのSaaSや、社内システムとの連携が必要な場合は、対応状況を確認しましょう。
5社外とのファイル共有・サポート
取引先など社外とのセキュアなファイル共有・転送が必要なら、GigaCCのような企業間ファイル共有に強いサービスが向いています。また、はじめて導入する場合は日本語サポートや導入支援の充実度も確認しましょう。無料トライアルで使用感を確かめると失敗を防げます。
おすすめオンラインストレージ10選|比較表
ここからは、主要な法人向けオンラインストレージ10サービスの基本スペックを比較します。料金は2026年9月時点で各社公式サイトを確認した情報です。Microsoft 365は2026年7月に価格改定が実施済みで、OneDrive for Businessの金額は変動中のため公式サイトでの確認が必須です。その他のサービスも改定される場合があるため、導入前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
| サービス名 | 最低料金 | 無料プラン | 課金方式 | 対象規模 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Dropbox Business人気 | Standard 月1,500円/ユーザー(5TB) | 個人向け無料(2GB) | ユーザー課金 | 中小〜大企業 | 同期・共有のしやすさ |
| Google Drive(Workspace) | Business Starter 月800円/ユーザー〜 | 個人向け15GB無料 | ユーザー課金 | スタートアップ〜大 | Gmail・ドキュメントと一体 |
| OneDrive for Business | 要問い合わせ | 無料試用 | ユーザー課金 | 中小〜大企業 | Microsoft 365・Officeと一体 |
| DirectCloud | Standard 月44,000円〜(500GB・無制限) | 無料トライアル | 容量課金(ユーザー無制限) | 中小〜大企業 | ユーザー無制限・セキュリティに強い |
| セキュアSAMBA | 容量課金(無料プランあり) | あり(2GB・10名) | 容量課金(ユーザー無制限) | 中小企業 | 容量課金・国産・無料から |
| Fileforce | スモールビジネス 月9,900円/10ID〜 | 無料トライアル | ユーザー課金/無制限プランあり | 中小〜中堅 | ファイルサーバーのクラウド化 |
| Fleekdrive | Team 月600円/ユーザー〜(10GB×人数) | 無料トライアル | ユーザー課金 | 中小〜大企業 | 業務効率化・自動化機能 |
| GigaCC | STANDARD 10ID 月12,000円〜 | — | ID課金 | 中堅〜大企業 | 高セキュリティ・企業間共有 |
| Box | Business $20/ユーザー・月〜(年払い$15) | 個人向け無料(10GB) | ユーザー課金 | 中小〜大企業 | 容量無制限・コンテンツ管理に強い |
| Bizストレージ ファイルシェア | 1GB 月16,500円〜(1,000IDまで) | 2週間無料 | 容量定額(ID課金なし) | 中堅〜大企業 | 容量定額・大手NTTの安心感 |
各サービス詳細レビュー
ここからは各サービスの特徴・機能・料金・メリット・デメリットを詳しく解説します。自社の人数・データ量・セキュリティ要件と照らし合わせてご確認ください。
Dropbox Business
出典:Dropbox Business公式サイト(https://www.dropbox.com/business)
Dropbox Businessは、Dropbox, Inc.が提供する同期・共有のしやすさに定評がある世界的クラウドストレージです。高速なファイル同期、共有リンク、バージョン履歴・復元などを備え、Standardプランはチーム全体で5TB・月1,500円/ユーザーから利用できます。直感的な操作で、社内外のファイル共有をスムーズにしたい企業に向いています。
- Standard 月1,500円/ユーザー(チーム全体で5TB・最低3ユーザー)
- Advanced 月2,400円/ユーザー(15TB〜)、Enterpriseは個別
- 容量はチーム/ユーザー単位で拡張可。最新料金は公式サイトでご確認ください
- 同期・共有が高速で直感的に使える
- バージョン履歴・復元で誤削除や上書きに強い
- Standardから5TBの大容量が使える
- 最低3ユーザーから・ユーザー課金のため人数で総額を確認したい
- 高度な管理・監査機能は上位プランが必要
同期・共有のしやすさを重視し、社内外でスムーズにファイルを扱いたい中小〜大企業に適しています。
Google Drive(Google Workspace)
出典:Google Drive(Google Workspace)公式サイト(https://workspace.google.com/intl/ja/products/drive/)
Google Driveは、Google Workspaceの一部として提供されるGmail・ドキュメントと一体のクラウドストレージです。スプレッドシートやドキュメントのリアルタイム共同編集に強く、強力な検索機能も備えます。個人向けは15GB無料で使え、法人はWorkspaceのプランに応じて容量が決まります。Googleのサービスを中心に使う企業に向いています。
- Google Workspaceの一部として提供(Business Starter 月800円・30GB/ユーザー〜)
- Business Standard 月1,600円(2TB/ユーザー)、Business Plus 月2,500円(5TB/ユーザー)
- 新規契約は最初の20ユーザーに限り初回3か月・12か月間の割引価格あり。個人向けGoogle Driveは15GB無料。14日間無料試用
- Gmail・カレンダー・ドキュメントと一体で使える
- リアルタイム共同編集に強い
- 個人向けは15GB無料で手軽に試せる
- Business Starterは30GB/ユーザーと容量が小さめ
- 大容量が必要な場合は上位プランや専用ストレージを検討したい
Google Workspaceを使っており、共同編集中心にファイルを扱いたいスタートアップ〜大企業に適しています。
Google Drive(Google Workspace)を詳しく見る →
OneDrive for Business
出典:OneDrive for Business公式サイト(https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/onedrive-for-business)
OneDrive for Businessは、日本マイクロソフトが提供するMicrosoft 365と一体のクラウドストレージです。Microsoft 365 Business Basic以上に含まれ、1ユーザーあたり1TBの大容量を利用できます。Office・Teams・SharePointとシームレスに連携し、Word/Excelのリアルタイム共同編集もスムーズです。普段からOfficeを使う企業にとって、自然な選択肢になります。
- Microsoft 365 Business Basic(OneDrive 1TB込)にOneDriveが含まれる形で提供。OneDrive for Business単体プランもあり
- 2026年7月1日にMicrosoft 365法人向けプランの価格改定が実施され、Business Basic・Standardが値上げされた
- 【要問い合わせ】改定後の正確な金額は公式サイト(microsoft.com)で確認できなかったため本記事では記載せず、契約前に必ず公式サイトでご確認ください
- Microsoft 365に1TB/ユーザーのストレージが含まれコスパが良い
- Office・Teams・SharePointと一体で使える
- Word/Excelの共同編集がスムーズ
- 単体で使うより、Microsoft 365全体で導入するのが一般的
- 2026年7月の価格改定で値上げされたため、最新額は公式サイトで確認したい
Microsoft 365・Officeを使っており、ストレージも一体で整えたい中小〜大企業に適しています。
DirectCloud
出典:DirectCloud公式サイト(https://directcloud.jp/)
DirectCloudは、株式会社ダイレクトクラウドが提供するユーザー数無制限でセキュリティに強い国産ストレージです。全プランでユーザー数が無制限のため、利用人数が増えても追加コストがかからないのが大きな特徴です。細かなアクセス権限・操作ログ、ランサムウェア対策など企業向けのセキュリティ機能が充実しており、全社で使う前提の企業に向いています。
- 容量別プランは全てユーザー数無制限(税別):Standard 月44,000円(500GB)、Advanced 月72,000円(1TB)、Business 月130,000円(4TB)、Premium 月260,000円(12TB)、Enterprise 月432,000円(35TB)
- 別途、ユーザー課金のTeam Businessプラン(月980円/ユーザー・10ユーザー単位・100GB×ユーザー数)もあり、こちらは無制限ではない
- 初期費用0円・14日間無料トライアル。最新額は公式サイトでご確認ください
- 全プランでユーザー数無制限。人数が多くてもコストが一定
- 権限・ログ・ランサム対策などセキュリティが充実
- 大容量ファイルの送受信にも対応
- 容量別プランのため、必要容量に応じた選択が必要
- 少人数だと容量課金のメリットが出にくい場合がある
利用人数が多く、全社でセキュアにファイルを共有したい中小〜大企業に適しています。
セキュアSAMBA
出典:セキュアSAMBA公式サイト(https://info.securesamba.com/)
セキュアSAMBAは、株式会社kubellストレージ(kubellグループ、旧Chatwork)が提供するユーザー数無制限・容量課金の国産ストレージです。料金がユーザー数ではなくデータ容量で決まる定額制で、有料プランはすべてユーザー数無制限のため、人数が増えても追加コストが発生しません。容量2GB・10名までの無料プランもあり、「BOXIL資料請求数ランキング」「ITトレンド上半期ランキング」でオンラインストレージ部門1位を獲得するなど、高度なセキュリティと導入のしやすさで中小企業に支持されています。
- 容量2GB・10名まで無料のフリープランあり
- 有料はデータ容量で決まる定額制(ユーザー数無制限):Chatworkユーザー特別 月25,000円(300GB)、ビジネス 月35,000円(500GB)、エンタープライズ1TB 月48,000円、エンタープライズ3TB 月88,000円
- 金額は税別。最新料金は公式サイトでご確認ください
- 容量課金・ユーザー無制限で、人数が増えてもコストが一定
- 高度なセキュリティ・アクセス制御を備える
- 無料プランから始められる
- 容量で料金が決まるため、必要容量を見積もる必要がある
- 大容量・大企業向けは上位プラン・他サービスも比較したい
利用人数が多めの中小企業で、容量課金でコストを抑えてセキュアに使いたい場合に適しています。
Fileforce
出典:Fileforce公式サイト(https://www.fileforce.jp/)
Fileforceは、ファイルフォース株式会社が提供するユーザー数無制限・初期0円の国産クラウドファイルサーバーです。社内のファイルサーバー(NAS)をクラウド化する用途に強く、ドライブのように使えるUIで移行しやすいのが特徴です。2026年2月には利用社数が25,000社を突破したと公式発表されており、スモールビジネスプランは月9,900円/10IDから、ユーザー数無制限のプランも用意され、ファイルサーバーの刷新を考える中小〜中堅企業に向いています。
- スモールビジネス 月9,900円/10ID(100GB・初期0円)〜
- ユーザー数無制限のUnlimitedプラン:Unlimited-1 月60,000円(1TB)、Unlimited-3 月108,000円(4TB+サイド1TB)、Unlimited-10 月216,000円(13TB+サイド3TB)、Unlimited-30 月360,000円(38TB+サイド8TB)
- いずれも税別・年契約。30日間無料トライアルあり。最新料金は公式サイトでご確認ください
- 社内ファイルサーバーをそのままクラウド化しやすい
- 初期費用0円・月9,900円/10IDから始められる
- ユーザー数無制限プランもあり、規模に応じて選べる
- プランによって課金方式・容量が異なるため確認したい
- グローバルな共同編集はBox/Google等に分がある場合がある
社内ファイルサーバー(NAS)をクラウド化したい中小〜中堅企業に適しています。
Fleekdrive
出典:Fleekdrive公式サイト(https://www.fleekdrive.com/)
Fleekdriveは、株式会社Fleekdriveが提供する業務効率化機能が豊富な企業向けストレージです。大容量ファイルの共有・共同編集に加え、ワークフローによる自動化、細かなアクセス権限・ログ、Salesforce等との連携を備えます。約1,000社・30万ユーザー以上、世界190カ国で導入され継続率は96%と公式サイトに記載されており、スタートアップから大企業まで、ファイル管理を業務効率化につなげたい企業に向いています。
- ユーザー課金:Team 月600円/ユーザー(10GB×ユーザー数)、Business 月1,800円/ユーザー(200GB×ユーザー数)、Business plus 月2,000円/ユーザー(200GB×ユーザー数)。いずれも最低10ユーザー・税別
- 容量定額:Team user scale 月25,000円(100GB・最大100ユーザー)、Business user scale 月50,000円(300GB・最大100ユーザー)
- 全プラン30日間無料トライアルあり。最新額は公式の料金ページでご確認ください
- ワークフロー自動化など業務効率化機能が豊富
- 細かな権限・ログでセキュアに運用できる
- Salesforce等と連携でき、業務に組み込みやすい
- ユーザー課金プランは最低10ユーザーからのため小規模組織には割高な場合がある
- シンプルな保管・共有だけなら他のライトなサービスも比較したい
ファイル管理を業務効率化・自動化につなげたい中小〜大企業に適しています。
GigaCC
出典:GigaCC公式サイト(https://www.gigaccsecure.jp/)
GigaCCは、日本ワムネット株式会社が提供するセキュリティと企業間ファイル共有に強い国産ストレージです。ウイルスチェック・IPアドレス制限・暗号化通信などを標準搭載し、日本企業の社内フローやセキュリティ要件に最適化されています。「1,000社が選んだ」と公式サイトに記載される導入実績があり、社外との安全なファイル共有・転送を重視する中堅〜大企業に向いています。
- GigaCC ASPは初期費用50,000円。STANDARD(基本機能)/ADVANCED(オプション13種から3種選択・月額+25,000円)/PREMIUM(全オプション利用可・月額+42,000円)の3プラン
- 10ID 月12,000円〜、1,000ID 月280,000円〜
- セキュリティ機能を標準搭載し、高い安全性で使える
- 企業間(社外)のファイル共有・転送に強い
- 累計1,000社以上の導入実績で信頼性が高い
- セキュリティ機能が充実する分、料金は高めの設定
- 小規模・社内利用中心ならよりライトなサービスが向く
高いセキュリティと社外との安全なファイル共有を重視する中堅〜大企業に適しています。
Box
参考:Box公式サイト(https://www.box.com/ja-jp)
Boxは、Box, Inc.が提供する容量無制限でコンテンツ管理に強い法人向けストレージです。Business以上のプランは容量無制限で、細かなアクセス権限やセキュリティ、1,500以上の外部サービス連携、電子サイン(Box Sign)まで備えます。全世界12万社以上、日本国内でも23,000社以上が利用し、日経225銘柄企業の86%がBoxユーザーという実績があります(Box Japan公式サイト・2026年8月時点)。全社のコンテンツ基盤として、データ量が多い企業や大企業に広く使われています。
- 法人はStarter/Business/Business Plus/Enterpriseの4プラン
- Starter以外は容量無制限。法人は無料プランなし(無料トライアル・年払い割引あり)
- Business $20/ユーザー・月〜(年払いなら$15)、Business Plus $33/$25、Enterprise $47/$35、最低3ユーザーから
- 容量無制限で、データ量を気にせず全社のコンテンツ基盤にできる
- 細かな権限・セキュリティ・ガバナンス機能が充実
- 1,500以上の外部サービスと連携できる
- ユーザー課金のため、人数が多いと総額を確認したい
- 法人は無料プランがなく、トライアルで試す必要がある
データ量が多く、全社のコンテンツ基盤・ガバナンスを整えたい中小〜大企業に適しています。
Bizストレージ ファイルシェア
参考:Bizストレージ ファイルシェア公式サイト(https://www.ntt.com/business/services/application/online-storage/bst-sh.html)
Bizストレージ ファイルシェアは、NTTコミュニケーションズ(現NTTドコモビジネス)が提供する容量定額・大手の安心感がある法人向けストレージです。料金がディスク容量による定額制で、ID課金ではないため利用人数に左右されません。1GBで1,000IDまで使え、セキュアな企業間ファイル共有に対応します。大手NTTの安心感とサポートを重視する中堅〜大企業に向いています。
- ディスク容量による定額制(ID課金ではない)
- 1GB 月15,000円(税別)/16,500円(税込)〜、1,000IDまで利用可。容量が増えるほど段階的に月額が上がる
- 10GB以上の上位容量帯の正確な金額はとして公式サイトでご確認ください。2週間の無料お試しあり
- 容量定額制で、利用人数が多くてもコストが一定
- セキュアな企業間ファイル共有に対応
- 大手NTTの安心感とサポートがある
- 小容量から月額が高めで、少人数・小規模には割高な場合がある
- 共同編集など機能面はグローバル大手に分がある場合がある
容量定額で人数に左右されず、大手の安心感を重視したい中堅〜大企業に適しています。
目的・規模別おすすめまとめ
ここまでの10サービスを、重視するポイント別に整理します。自社の人数・データ量・優先順位に合わせて候補を絞り込んでください。
Office・Googleと一体で使いたいなら
- OneDrive for Business:Microsoft 365・Officeと一体(1TB/ユーザー)
- Google Drive(Workspace):Gmail・ドキュメントと一体で共同編集に強い
容量無制限・コンテンツ基盤にしたいなら
- Box:容量無制限・ガバナンス機能が充実
- Dropbox Business:同期・共有のしやすさと大容量
人数が多く容量課金で抑えたいなら
- DirectCloud/セキュアSAMBA:ユーザー数無制限・容量課金
- Bizストレージ ファイルシェア:容量定額・人数に左右されない
高セキュリティ・社外共有なら
- GigaCC:セキュリティ標準搭載・企業間共有に強い
- Fileforce:ファイルサーバー刷新・国産で権限管理が細かい
オンラインストレージの導入手順
オンラインストレージは次の流れで導入を進めると、安全かつスムーズに移行できます。
1利用人数・容量・要件を整理する
まず、利用人数・必要な容量・セキュリティ要件(権限・ログ・国産など)・既存ツール(Microsoft 365/Google Workspace)を整理します。これにより課金方式やタイプが絞り込めます。
2サービスを選び、無料プラン・トライアルで試す
本記事の比較を参考に2〜3サービスに絞り、無料プランやトライアルで操作感・速度・権限設定・連携を検証します。実際のファイルやフォルダ構成で試すのがポイントです。
3フォルダ構成・権限を設計し、データを移行する
フォルダ構成とアクセス権限を設計し、既存のファイルサーバーからデータを移行します。共有範囲や外部共有のルールも決め、情報漏えいを防ぐ運用にしましょう。
4本運用と定着・セキュリティ運用
本運用に移行し、操作ログの確認や権限の見直しを定期的に行います。テレワークや社外共有での使い方を社内に周知し、安全に活用できる状態を維持しましょう。
オンラインストレージに関するよくある質問(FAQ)
Q. オンラインストレージの費用相場はどれくらいですか?
A. ユーザー課金型は1ユーザー月800〜2,400円程度(例:Google Drive Business Starter 800円〜Dropbox Business Advanced 2,400円)、容量課金型は容量に応じて月1万〜100万円超と、課金方式と規模で大きく異なります。利用人数が多い場合は容量課金(ユーザー無制限)型のほうが安くなることが多いため、想定人数で総額を試算しましょう。
Q. 無料で使えるオンラインストレージはありますか?
A. 法人向けで無料プランがあるのはセキュアSAMBA(2GB・10名まで)です。BoxやGoogle Driveは法人プランに無料プランはなく、個人向け(Box 10GB、Google Drive 15GB、Dropbox 2GB)が無料という位置づけです。多くのサービスに無料トライアルもあるので、まず無料で試し、運用イメージを掴んでから法人プランを導入するのがおすすめです。
Q. ユーザー課金と容量課金、どちらがお得ですか?
A. 利用人数が少なければユーザー課金型(Box・Dropbox等)が割安ですが、人数が多いと容量課金・ユーザー無制限型(DirectCloud・セキュアSAMBA・Bizストレージ等)のほうが安くなります。想定人数で総額を比較しましょう。
Q. Microsoft 365やGoogle Workspaceのストレージで足りますか?
A. OneDrive(Microsoft 365)は1TB/ユーザー、Google Driveはプランに応じた容量が使えるため、多くの企業ではこれで足りる場合があります。ただし、容量無制限や高度なセキュリティ・社外共有が必要な場合は、Boxや国産の専用ストレージを検討しましょう。
Q. セキュリティは大丈夫ですか?
A. 主要サービスは暗号化・アクセス権限・操作ログなどの対策を備えています。GigaCCのようにウイルスチェックやIP制限を標準搭載するサービスや、データの国内保管・国産を重視できるサービスもあります。自社のセキュリティ要件に合わせて権限・ログ機能を確認しましょう。
