グループウェア選びで後悔しないための結論から言うと、比較すべき軸は①タイプ(国産専用型/海外オールインワン型/チャット型)②料金(1ユーザーあたりの単価×人数の総額)③機能の過不足(自社の課題に必要な機能だけが揃っているか)の3つです。この3軸で絞り込めば、機能が多すぎて使われない、あるいは足りずに業務が回らないという失敗を避けられます。
「予定調整のメールが多く、会議室の空き確認にも手間がかかる」「申請・承認が紙やExcelで回っていて時間がかかる」「テレワークで情報共有がうまくいかない」——こうした課題からグループウェアの導入・乗り換えを検討する企業が増えています。しかし、いざ調べてみると、サイボウズ Office・Garoon・Microsoft 365・Google Workspaceなど数多くあり、「国産専用型とMicrosoft 365のようなオールインワン型で何が違うのか」「自社にはどれが合うのか」と迷う担当者は少なくありません。
本記事では、2026年9月に各社公式サイトで料金・機能を再確認したうえで、おすすめグループウェア10選をタイプ・料金・機能の観点で客観的に比較します。基本機能や種類といった基礎から、選び方の5つのポイント、目的別のおすすめまで解説するので、自社に合うグループウェア選びの参考にしてください。料金は改定されることがあるため、最終的な金額は各サービスの公式サイトで必ずご確認ください。
グループウェアとは?できること
グループウェアとは、社内の情報共有やコミュニケーションを効率化する統合的な業務支援ツールです。スケジュール共有・掲示板・ワークフロー(申請承認)・施設予約・ファイル共有などの機能を一つにまとめ、組織内の連携をスムーズにします。
メールや電話、口頭でのやり取りに頼っていると、予定調整や情報共有に手間がかかり、情報が個人に埋もれがちです。グループウェアを使えば、予定や情報を一元的に共有でき、テレワークでも場所を問わず連携できます。まずは主な機能と種類を押さえておきましょう。
グループウェアの主な機能(スケジュール・掲示板・ワークフロー)
グループウェアの基本的な機能は次のとおりです。
- スケジュール・施設予約:メンバーの予定を共有し、会議室や設備の空き状況を確認・予約します。
- 掲示板・社内ポータル:全社・部署単位でお知らせや情報を共有します。
- ワークフロー(申請承認):稟議・各種申請を電子化し、承認をオンラインで完結します。
- ファイル共有・メール・チャット:資料の共有や連絡をひとつのツールで行えます。
グループウェアの種類(国産専用/海外オールインワン/チャット型)
グループウェアは、大きく3つのタイプに分かれます。ここを理解しておくと、自社に合うサービスを絞り込みやすくなります。
| タイプ | 特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
| 国産専用型 | 日本の業務に合った機能・ワークフローに強い | サイボウズ Office/Garoon/desknet’s NEO |
| 海外オールインワン型 | メール・Office・Web会議まで一体化 | Microsoft 365/Google Workspace |
| チャット型 | チャットを中心に掲示板・予定なども利用 | LINE WORKS |
日本的なワークフローや掲示板を重視するなら国産専用型、メールやOfficeと一体で使いたいなら海外オールインワン型(Microsoft 365・Google Workspace)、現場や非デスクワークでチャット中心に使いたいならチャット型(LINE WORKS)が候補になります。
ビジネスチャットとの違い
グループウェアとビジネスチャットは混同されがちですが、役割が異なります。ビジネスチャットはリアルタイムのコミュニケーション(会話)が中心です。一方グループウェアは、スケジュール・掲示板・ワークフロー・施設予約など、情報共有や業務処理を含む総合的な機能を備えています。最近はLINE WORKSのようにチャットを中心にグループウェア機能を持つサービスや、Microsoft 365のようにグループウェアにチャット(Teams)を内包するサービスもあり、両者の境界は近づいています。
グループウェアを導入するメリット・デメリット
導入判断のために、メリットと注意点の両面を客観的に整理します。
メリット|情報共有・スケジュール調整・申請のペーパーレス
- 情報共有がスムーズになる:掲示板やポータルで全社に情報を行き渡らせ、属人化を防げます。
- スケジュール調整が楽になる:メンバーの予定や会議室の空きをひと目で確認でき、調整の手間が減ります。
- 申請・承認のペーパーレス化:ワークフローで稟議や各種申請を電子化し、処理を高速化できます。
- テレワーク対応:場所を問わず情報共有・連携でき、在宅勤務でも業務が回ります。
とくに従業員数が増えてきた企業ほど、情報共有とスケジュール調整の効率化が生産性に直結します。
デメリット・注意点|定着・機能過不足・コスト
- 現場に定着させる必要がある:使われなければ意味がありません。誰でも使いやすいUIと、運用ルールの整備が重要です。
- 機能の過不足に注意:多機能でも使わない機能が多いと無駄になり、逆に足りないと業務が回りません。必要な機能を見極めましょう。
- ユーザー数に応じてコストがかかる:多くがユーザー課金のため、人数が増えると費用がかさみます。
グループウェアの選び方|後悔しない5つのポイント
数多いグループウェアから自社に合うものを選ぶために、次の5つの観点で比較しましょう。
1自社に必要な機能の見極め(過不足)
まず、自社で本当に必要な機能を洗い出します。スケジュール共有・施設予約・ワークフロー・掲示板など、課題に直結する機能が揃っているかを確認しましょう。多機能なほど良いわけではなく、使う機能に対して過不足のないサービスを選ぶのがポイントです。
2タイプ(国産専用/オールインワン/チャット型)
次に、タイプを選びます。日本的なワークフローや掲示板を重視するなら国産専用型(サイボウズ Office・Garoon・desknet’s NEO)、メールやOfficeと一体で使いたいなら海外オールインワン型(Microsoft 365・Google Workspace)、現場でチャット中心に使いたいならチャット型(LINE WORKS)が向いています。
3料金(ユーザー課金)とコスト試算
多くのグループウェアは1ユーザーあたりの月額です。利用人数で総額が変わるため、現在と将来の人数で試算しましょう。自社サーバに導入すれば無料で使えるGroupSessionや、フリープランがあるクロジカ、月220〜360円の低価格なJ-MOTTO・NI Collabo 360もあるため、コスト重視の場合は選択肢になります。
4現場の使いやすさ・スマホ対応・定着
グループウェアは全社員が使うため、ITに詳しくない人でも直感的に使えるUIかどうかが重要です。スマホアプリの使いやすさ、現場・非デスクワークでも使えるか(LINE WORKSなど)も確認しましょう。無料トライアルで現場の声を確かめると失敗を防げます。
5既存システム・チャット・勤怠等との連携
グループウェア単体ではなく、チャット・勤怠・経費・カレンダーなど既存システムと連携できると業務がスムーズになります。Microsoft 365やGoogle WorkspaceはOffice・メール・Web会議と一体化でき、国産サービスも勤怠や業務アプリと連携できるものがあります。連携・拡張性を確認しましょう。
おすすめグループウェア10選|比較表
ここからは、主要なグループウェア10サービスの基本スペックを比較します。料金は2026年9月に各社公式サイトで確認した情報です。サイボウズ Office・Garoonは2026年6月時点から料金が改定されていたことを確認しました。Microsoft 365は2026年7月に価格改定が行われましたが、公式サイトが自動アクセスをブロックしており正確な改定後金額を確認できなかったため、本記事では「要問い合わせ」としています。導入前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
| サービス名 | 最低料金(月額) | 無料プラン | タイプ | 対象規模 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| サイボウズ Office人気 | 600円/ユーザー〜 | 30日間無料 | 国産専用 | 中小企業 | 中小定番・使いやすさ |
| Garoon人気 | 900円/ユーザー〜 | 30日間無料 | 国産専用 | 中堅〜大企業 | 数万人規模に対応 |
| desknet’s NEO | 600〜1,000円/ユーザー | 30日間無料 | 国産専用 | 中小〜中堅 | 多機能・コスパが高い |
| Microsoft 365 | 要問い合わせ | 1か月無料試用 | 海外オールインワン | 中小〜大企業 | Office・Teamsと一体 |
| Google Workspace | Starter 月800円/ユーザー〜 | 14日間無料試用 | 海外オールインワン | スタートアップ〜大 | Gmail・AI(Gemini)一体 |
| NI Collabo 360 | 360円/ユーザー | 30日間無料 | 国産専用 | 中小〜中堅 | 36機能を低価格で |
| J-MOTTO | 220円/ユーザー〜 | 最大3ヶ月無料 | 国産専用 | 中小(コスト重視) | 初期0円・低価格 |
| LINE WORKS | 0円〜(スタンダード月540円) | あり(30人まで) | チャット型 | 中小〜大(現場) | LINE風・現場に強い |
| GroupSession | 無料版0円/クラウド版300円〜 | あり(無料版) | 国産専用 | 中小 | 無料版は自社サーバ運用 |
| クロジカ(旧Aipo) | ベーシック 月500円/ユーザー〜 | フリープランあり | 国産専用 | 中小 | スケジュール共有特化 |
各サービス詳細レビュー
ここからは各サービスの特徴・機能・料金・メリット・デメリットを詳しく解説します。自社の規模・必要な機能・既存システムと照らし合わせてご確認ください。
サイボウズ Office
出典:サイボウズ Office公式サイト(https://office.cybozu.co.jp/)
サイボウズ Officeは、サイボウズ株式会社が提供する中小企業に定番のグループウェアです。スケジュール・掲示板・ワークフロー・ファイル管理など必要な機能が一通り揃い、ITに詳しくない人でも直感的に使える分かりやすさが魅力です。プレミアムコースでは業務に合わせたカスタムアプリも作れ、中小企業の情報共有をまるごと効率化できます。
- スタンダードコース 月600円/ユーザー(税別・年額7,200円)〜
- プレミアムコース 月1,000円/ユーザー(税別・年額12,000円、カスタムアプリ対応)
- 最低5ユーザー〜・30日間無料・1か月単位で変更可。最新料金は公式サイトでご確認ください
- ITに詳しくなくても直感的に使える分かりやすさ
- 中小企業に必要な機能が一通り揃っている
- プレミアムでカスタムアプリを作れ、自社業務に合わせられる
- 数万人規模の大企業にはGaroonのほうが向く
- Office・メールと一体化したいなら海外オールインワン型も検討したい
使いやすさを重視し、情報共有を効率化したい中小企業に適しています。
Garoon
出典:Garoon公式サイト(https://garoon.cybozu.co.jp/)
Garoonは、サイボウズ株式会社が提供する中堅〜大企業に強い大規模対応グループウェアです。10名から数万名規模まで対応し、複雑なワークフローや全社ポータル、設備予約、豊富な外部連携を備えます。組織が大きく、部署をまたいだ情報共有や統制が必要な企業に向いており、100人前後の規模でも選ばれています。
- クラウド版 月900円/ユーザー(税抜)〜(1,000ユーザーまで同一単価、1,001ユーザー以上は要見積もり)
- 利用人数10人〜で契約可能
- 最新料金は公式サイトでご確認ください
- 数万人規模まで対応でき、大企業の情報共有基盤になる
- 複雑なワークフロー・全社ポータルに対応
- 外部連携・APIが豊富で拡張しやすい
- 小規模・シンプルな用途にはサイボウズ Office等のほうが手頃
- 機能が豊富なため、運用設計に一定の体制が望ましい
部署をまたいだ情報共有や統制が必要な中堅〜大企業に適しています。
desknet’s NEO
出典:desknet’s NEO公式サイト(https://www.desknets.com/neo/)
desknet’s NEOは、株式会社ネオジャパンが提供する多機能でコスパに優れた国産グループウェアです。スケジュール・設備予約・ワークフローなど27の標準アプリに加え、AppSuiteでノーコードの業務アプリも作成できます。クラウド版は初期費用0円で導入でき、機能の幅とコストのバランスを重視する中小〜中堅企業に向いています。
- クラウド版は4プラン制(税抜・1ユーザー月額):ライト600円/スタンダード800円(+AppSuite)/プレミアム1,000円(+ChatLuckも統合)/チャットプラス760円
- 初期費用0円・最低5ユーザーから1ユーザー単位
- 価格改定があるため、最新料金は公式サイトでご確認ください
- 27の標準アプリで、必要な機能が一通り揃う
- AppSuiteでノーコードの業務アプリを作れる
- 初期費用0円・低価格で導入しやすい
- プランにより使える機能・料金が変わるため確認したい
- Office・メールと一体化したい場合は海外オールインワン型が向く
多機能とコストのバランスを重視する中小〜中堅企業に適しています。
Microsoft 365
出典:Microsoft 365公式サイト(https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/business)
Microsoft 365は、日本マイクロソフトが提供するOfficeとグループウェアが一体になったクラウドサービスです。Teams(チャット・Web会議)、Outlook(メール・予定表)、SharePoint(社内ポータル)に加え、Word/Excel/PowerPointやOneDriveまで一体で使えます。Officeを業務で使う企業にとって、コミュニケーションから資料作成までをまとめて整えられるのが強みです。
- Business Basic/Business Standard/Business Premiumの3プラン(最大300ライセンス)
- 1か月間の無料試用あり(Business Basic/Standardは最大25ユーザーまで)
- 2026年7月に価格改定が行われましたが、公式サイトで自動アクセスが制限されており正確な金額を確認できませんでした。具体的な月額・年額は必ず公式サイトでご確認ください
- Office・メール・Web会議・ポータルを一体で整えられる
- Teamsでチャットからグループウェア機能まで集約できる
- 世界標準で、取引先との連携もスムーズ
- 日本的なワークフロー・掲示板は国産専用型のほうが作り込みやすい場合がある
- 機能が広いため、活用には社内の習熟が必要
Officeを業務で使い、メール・会議・資料作成まで一体化したい中小〜大企業に適しています。
Google Workspace
出典:Google Workspace公式サイト(https://workspace.google.com/intl/ja/)
Google Workspaceは、Googleが提供するGmailとAIを核にしたクラウドコラボ基盤です。Gmail・Googleカレンダー・Meet(Web会議)・Chat・Drive・ドキュメント共同編集を一体で使え、AI(Gemini)も活用できます。クラウドネイティブで複数人の同時編集に強く、スタートアップから大企業まで、スピーディーに協働したい組織に向いています。
- 通常価格(年間プラン・税別):Business Starter 月800円/Business Standard 月1,600円/Business Plus 月2,500円(いずれもユーザー300以下向け)
- 新規顧客は最初の20ユーザーに限り12か月間、それぞれ月640円/800円/1,750円の特別価格
- 14日間無料試用(最大10ユーザーまで)。最新料金は公式サイトでご確認ください
- Gmail・カレンダー・Meet・Driveを一体で使え、クラウドで協働しやすい
- ドキュメントの同時編集に強く、スピーディーに作業できる
- AI(Gemini)を業務に活用できる
- 日本的なワークフロー・掲示板は国産専用型のほうが向く場合がある
- Officeファイル中心の業務は互換性を確認したい
クラウドで協働し、Gmail・ドキュメント中心にスピーディーに働きたいスタートアップ〜大企業に適しています。
NI Collabo 360
出典:NI Collabo 360公式サイト(https://www.ni-ware.com/)
NI Collabo 360は、株式会社NIコンサルティングが提供する36機能を月360円で使える多機能グループウェアです。スケジュール・ワークフロー・経費精算・安否確認・プロジェクト管理(ガントチャート)など幅広い機能を低価格で利用でき、PC・タブレット・スマホに対応します。機能の多さとコストの両立を求める中小〜中堅企業に向いています。
- 月360円/ユーザー
- 36の機能(スケジュール・ワークフロー・経費精算・安否確認等)を利用可能
- 30日間無料トライアルあり。最新料金は公式サイトでご確認ください
- 36機能を月360円と低価格で使え、コスパが高い
- 経費精算・安否確認・プロジェクト管理まで幅広く対応
- PC・タブレット・スマホで使える
- 機能が多い分、使う機能を絞って運用すると定着しやすい
- Office・メールと一体化したい場合は海外オールインワン型が向く
多機能を低価格で使いたい中小〜中堅企業に適しています。
J-MOTTO
出典:J-MOTTO公式サイト(https://www.j-motto.co.jp/)
J-MOTTOは、リスモン・ビジネス・ポータル株式会社が提供する初期0円・月220円から使える低価格グループウェアです。グループウェア部分はdesknet’s NEOをベースとしており、スケジュール・掲示板・ワークフローなどを低コストで利用できます。WEB給与明細や勤怠などの周辺サービスも揃い、とにかくコストを抑えてグループウェアを導入したい中小企業に向いています。
- 初期費用0円・スタンダードプラン(月払い)は20ユーザーまで月4,400円(税込・1人あたり約220円)〜、10ユーザー追加ごとに月1,650円加算
- ライトプラン(年払い専用)は10ユーザーまで年22,000円(税込・1人あたり月換算約183円)
- 最大3ヶ月の無料お試し。最新料金は公式サイトでご確認ください
- 初期0円・月220円〜と非常に低価格で導入できる
- desknet’s NEOベースで機能が充実
- 給与明細・勤怠など周辺サービスもまとめて使える
- 大規模・高度なカスタマイズは専用製品のほうが向く場合がある
- 必要な機能・オプションの範囲を確認したい
とにかくコストを抑えてグループウェアを導入したい中小企業に適しています。
LINE WORKS
出典:LINE WORKS公式サイト(https://line-works.com/)
LINE WORKSは、ワークスモバイルジャパン株式会社が提供するLINEのように使えるチャット+グループウェアです。使い慣れたLINEに近い操作感のチャット・スタンプに加え、掲示板・カレンダー・アドレス帳・アンケートなどのグループウェア機能を備えます。スマホ中心で使いやすいため、店舗・建設・介護など現場・非デスクワークの情報共有に強みがあります。
- フリープラン 月額0円(30人まで・ストレージ5GB)
- スタンダード 月540円(年契約450円)/ユーザー、アドバンスト 月960円(年契約800円)/ユーザー
- 最新料金は公式サイトでご確認ください
- LINEに近い操作感で、ITが苦手な人でも使いやすい
- スマホ中心で、現場・非デスクワークの情報共有に強い
- 30人まで無料で始められる
- 複雑なワークフローや大規模ポータルは国産専用型に分がある
- デスクワーク中心でOffice一体型を求めるなら別タイプが向く
店舗・建設・介護など、現場・非デスクワークでスマホ中心に情報共有したい企業に適しています。
GroupSession
出典:GroupSession公式サイト(https://groupsession.jp/)
GroupSessionは、日本トータルシステム株式会社が提供する自社サーバに導入すれば無料で使える純国産グループウェアです。無料版はユーザー数の制限なく0円で利用でき(推奨は300ユーザーまで)、掲示板・ワークフロー・スケジュール・施設予約・WEBメール・チャットなど日常業務に必要な基本機能20以上を備えます。ただし無料版は自社でサーバを用意してインストールする必要があり、クラウド版(byCloud)やエンタープライズ版(ZION)を使えばサーバ管理なしで導入できます。まずコストをかけずに試したい中小企業や、自社サーバでの運用に対応できる企業に向いています。
- 無料版:0円(自社サーバへの導入が必要、ユーザー数無制限・300ユーザーまで推奨)
- クラウド版(byCloud)はSmartプラン月300円/ユーザー、Premiumプラン月600円/ユーザー
- エンタープライズ版(ZION)は年額契約・税別で初年度1人月133円(初期設定費込み)、2年目以降は1人月40円。最新料金は公式サイトでご確認ください
- 無料版はユーザー数無制限で、コストをかけずに導入できる
- 掲示板・ワークフローなど必要な機能が一通り揃う
- 純国産で、無料版(オンプレ)・クラウド版・エンタープライズ版から選べる
- 無料版は自社でサーバを用意してインストールする必要があり、サーバ管理の手間がかかる
- サーバ管理を避けたい場合はクラウド版(月300円/ユーザー〜)かエンタープライズ版の検討が必要
自社サーバでの運用に対応でき、まずコストをかけずにグループウェアを試したい中小企業に適しています。
クロジカ(旧Aipo)
出典:クロジカ(旧Aipo)公式サイト(https://kurojica.com/schedule/)
クロジカ(旧Aipo)は、TOWN株式会社が提供するフリー・ベーシック・プレミアムの3プランから選べるスケジュール管理型グループウェアです。公式サイト上の製品名は「クロジカスケジュール管理」で、カレンダーを中心に予定管理・日程調整・出欠確認ができ、上位プランでは設備予約やアクセス権限、IPアドレス制限などが加わります。まずは無料のフリープランで試し、必要に応じてベーシック・プレミアムへ切り替えたい中小企業に向いています。
- フリー:0円(カレンダー機能のみ、ストレージ10MB/社、登録件数・管理機能に制限)
- ベーシック:年間契約1人月500円(月間契約は600円)・10人から・ストレージ20GB/社
- プレミアム:年間契約1人月800円(月間契約は960円)・管理者向けサポート付き。14日間無料お試しあり。価格はすべて税抜。最新料金は公式サイトでご確認ください
- フリープランで0円から試せ、必要になったらベーシック・プレミアムへ切り替えられる
- スケジュール共有に強く、予定の自動調整で調整メールの手間を減らせる
- シンプルで使いやすい
- 掲示板やワークフローを含む総合的な多機能グループウェアを求める場合は他サービスが向く
- フリープランはストレージ10MBや登録件数に制限があるため、本格運用にはベーシック以上を検討したい
スケジュール共有を中心に、まず無料プランから試して必要な分だけ有料プランへ拡張したい中小企業に適しています。
目的・タイプ別おすすめまとめ
ここまでの10サービスを、重視するポイント別に整理します。自社の規模・優先順位に合わせて候補を絞り込んでください。
中小企業で使いやすさ重視なら
- サイボウズ Office:中小定番で直感的に使える
- desknet’s NEO:多機能とコストのバランスが良い
中堅〜大企業・大規模対応なら
- Garoon:数万人規模・複雑なワークフローに対応
- Microsoft 365:大企業の標準基盤として広く利用
Office・メールと一体化したいなら
- Microsoft 365:Office・Teams・Outlookと一体
- Google Workspace:Gmail・ドキュメント・Meetと一体
無料・低コストで始めたいなら
- GroupSession:無料版はユーザー数無制限(自社サーバへの導入が必要)
- クロジカ:フリープランは0円(カレンダー機能のみ)
- J-MOTTO(月220円〜)/NI Collabo 360(月360円):低価格で導入できる有料プラン
グループウェアの導入手順
グループウェアは次の流れで導入を進めると、現場にスムーズに定着させられます。
1課題と必要な機能を整理する
まず、スケジュール調整・申請承認・情報共有など解決したい課題を洗い出し、必要な機能を整理します。タイプ(国産専用/オールインワン/チャット型)の方向性も決めましょう。
2サービスを選び、無料プラン・トライアルで試す
本記事の比較を参考に2〜3サービスに絞り、無料プランやトライアルで使いやすさ・機能・スマホ対応を検証します。現場の社員にも試してもらうと定着しやすくなります。
3初期設定と運用ルールを整える
組織・メンバーを登録し、スケジュールや掲示板、ワークフローの運用ルールを決めます。誰がどの情報をどこで共有するかを明確にすると、定着がスムーズです。
4本運用と定着・改善
本運用に移行し、利用状況を見ながら運用を改善します。必要に応じてチャット・勤怠・経費などの既存システムと連携させ、業務全体の効率化につなげましょう。
グループウェアに関するよくある質問(FAQ)
Q. グループウェアの費用相場はどれくらいですか?
A. 多くがユーザー課金で、1ユーザー月200〜1,000円程度が目安です。J-MOTTO(月220円〜)・NI Collabo 360(月360円)・クロジカ(ベーシック月500円〜)は低価格帯、サイボウズ Office(月600円〜)・Garoon(月900円〜)・desknet’s NEO(月600〜1,000円)は中堅帯、Google Workspace(Starter月800円〜)は海外オールインワン型の目安です。Microsoft 365は2026年7月に価格改定があったため、正確な金額は公式サイトでご確認ください。利用人数で総額が変わるため、現在と将来の人数で試算しましょう。
Q. 無料で使えるグループウェアはありますか?
A. GroupSessionの無料版はユーザー数無制限で利用できますが、自社でサーバを用意してインストールする必要があります。クロジカのフリープランはカレンダー機能のみ0円で使え、サーバ用意は不要です。LINE WORKSも30人まで無料、サイボウズ Office・Garoon・desknet’s NEOは30日間、NI Collabo 360は30日間の無料体験があります。まず無料で試し、運用イメージを掴んでから導入するのがおすすめです。
Q. ビジネスチャットとグループウェアはどう違いますか?
A. ビジネスチャットはリアルタイムの会話が中心、グループウェアはスケジュール・掲示板・ワークフロー・施設予約など総合的な機能を備えます。LINE WORKSのようにチャットを中心にグループウェア機能を持つサービスや、Microsoft 365のように両方を内包するサービスもあります。
Q. Microsoft 365・Google Workspaceもグループウェアですか?
A. はい。メール・予定表・Web会議・ファイル共有・ポータルなどグループウェアの機能を備え、さらにOfficeやドキュメント作成まで一体化したオールインワン型として位置づけられます。Officeやメールと一体で使いたい企業に向いています。
Q. 導入すればすぐ効果が出ますか?
A. グループウェアは全社員が使って初めて効果が出ます。使いやすいUIのサービスを選び、運用ルールを整え、現場に定着させることが重要です。無料トライアルで現場の声を確かめてから本格導入すると失敗を防げます。
Q. 無料プランには何か制限がありますか?
A. あります。GroupSessionの無料版は自社サーバへの設置が前提で、第三者への配布提供には別途ビジネスライセンスが必要です(自社利用のみなら不要)。クロジカのフリープランはカレンダー機能のみで、ストレージ10MB/社・登録件数や管理機能にも制限があります。LINE WORKSのフリープランは30人まで・ストレージ5GBが上限です。本格運用を見据える場合は、無料枠の制限を確認したうえで有料プランへの移行時期を見積もっておきましょう。
