ECサイト構築サービスは「①料金(月額固定費+決済手数料を合わせた実質コスト)」「②デザイン・カスタマイズの自由度」「③対応規模(想定売上・商品登録数)」の3軸で選ぶのが結論です。無料で小さく始めるならBASE・STORES・カラーミーショップ、拡張性や越境ECを重視するならShopify、本格運用でサポートや機能を重視するならMakeShop・futureshop・ショップサーブ、独自カスタマイズならEC-CUBE、基幹連携や大規模対応が必要ならebisumart・W2 Unifiedが候補です。
「自社のネットショップを立ち上げたいが、何から始めればいいかわからない」「BASEやShopify、MakeShopなどサービスが多すぎて選べない」「無料で始めたいが、本格的に拡大したときに困らないか不安」——こうした悩みからECサイト構築サービスの比較を始める方が増えています。しかし、いざ調べてみると、無料で始められるものから初期費用数百万円のクラウドECまで幅広く、「自社にはどのタイプが合うのか」「料金は結局いくらかかるのか」と迷う方は少なくありません。
ECサイト構築サービスは、構築方法のタイプ(ASP/SaaS・オープンソース・クラウドEC/パッケージ)・料金(月額+決済手数料)・デザインの自由度・対応規模などサービスごとに特徴が大きく異なります。自社の規模や段階に合わないものを選ぶと、機能が足りない、あるいはコストが見合わないという失敗が起こりがちです。
本記事では、2026年9月時点のおすすめECサイト構築サービス10選を、タイプ・料金・規模の観点で客観的に比較します。構築方法の種類やモール出店との違いといった基礎から、選び方の5つのポイント、目的別のおすすめまで解説するので、自社に合うサービス選びの参考にしてください。なお料金は改定されることがあるため、最終的な金額は各サービスの公式サイトで必ずご確認ください。
ECサイト構築とは?モール出店との違い
ECサイト構築とは、自社の商品をインターネット上で販売するためのネットショップ(自社EC)を作ることです。商品管理・カート・決済・受注管理・集客・分析といった機能を備えたサイトを、構築サービスを使って立ち上げます。
楽天市場やAmazonなどのモールに出店する方法もありますが、自社ECはデザインやブランディングの自由度が高く、顧客データを自社に蓄積できるのが大きな違いです。一方でモールは集客力が強い反面、手数料やルールの制約があります。両者は併用されることも多く、まずは自社ECの構築方法のタイプを理解しておきましょう。
ECサイト構築方法の種類(ASP/SaaS・OSS・クラウドEC/パッケージ)
ECサイト構築サービスは、大きく次のタイプに分かれます。ここを理解すると、自社に合うサービスを絞り込みやすくなります。
| タイプ | 特徴 | 費用感 | 向いている規模 |
|---|---|---|---|
| ASP/SaaS型 | 用意された仕組みをそのまま使う・すぐ開設できる | 無料〜月数万円 | 個人〜中小 |
| オープンソース型 | 無料のソフトを自社サーバーで自由にカスタマイズ | サーバー+制作費 | 中小〜中堅(独自要件) |
| クラウドEC/パッケージ型 | カスタマイズ可・基幹連携・大規模に対応 | 初期数百万円〜 | 中堅〜大企業 |
まず手軽に始めるならASP/SaaS型(BASE・STORES・Shopify・MakeShopなど)、独自のカスタマイズをしたいならオープンソース型(EC-CUBE)、基幹連携や大規模対応が必要ならクラウドEC/パッケージ型(ebisumart・W2 Unified)が候補になります。
自社ECとモール(楽天・Amazon)の違い
自社ECとモール出店は、それぞれにメリットがあります。自社ECは、ブランドの世界観を自由に表現でき、顧客情報や購買データを自社に蓄積してリピート施策に活かせます。モールは集客力が強く、出店するだけで一定の流入が見込める反面、手数料が高めで価格競争にもなりやすいです。自社ECで顧客との関係を育てつつ、モールで集客するなど、併用する企業も多くあります。
ECサイト構築でできること
ECサイト構築サービスの基本的な機能は次のとおりです。
- 商品・在庫管理:商品ページの作成や在庫の管理を行います。
- カート・決済:クレジットカード・コンビニ払い・各種ペイなどの決済に対応します。
- 受注・顧客管理:注文の処理や顧客情報の管理を行います。
- 集客・分析:SEO・SNS連携・メール配信・アクセス解析などで販売を伸ばします。
ECサイトを構築するメリット・デメリット
導入判断のために、メリットと注意点の両面を客観的に整理します。
メリット|自由度・ブランディング・顧客データ活用
- デザイン・ブランディングの自由度:モールの制約を受けず、自社ブランドの世界観を表現できます。
- 顧客データを自社に蓄積できる:購買データを分析し、リピート施策やLTV向上に活かせます。
- 手数料を抑えやすい:モールの出店料・販売手数料に比べ、コスト構造をコントロールしやすい場合があります。
- 施策の自由度が高い:会員制度・定期購入・クーポンなど独自の販促を実施できます。
とくにブランドや商品の世界観を大切にしたい事業者にとって、自社ECは長期的な資産になります。
デメリット・注意点|集客・運用・コスト
- 集客は自力で行う必要がある:モールと違い、開設しただけでは流入が見込めません。SEO・SNS・広告などの集客施策が必要です。
- 運用に手間がかかる:商品登録・受注処理・問い合わせ対応など、日々の運用体制が必要です。
- 規模が大きくなるとコスト・要件が増える:拡大に伴い、月額や決済手数料、カスタマイズ費用が増えることがあります。
ECサイト構築サービスの選び方|後悔しない5つのポイント
数多いECサイト構築サービスから自社に合うものを選ぶために、次の5つの観点で比較しましょう。
1自社の規模・段階に合うタイプか
まず、自社の事業規模と段階を考えます。まず試したい・小さく始めたいなら無料のASP/SaaS型(BASE・STORES)、本格的に運用したい中小なら有料ASP(Shopify・MakeShop・futureshop)、独自カスタマイズならオープンソース(EC-CUBE)、中〜大規模・基幹連携ならクラウドEC/パッケージ(ebisumart・W2 Unified)が候補です。
2料金(月額+決済手数料)と損益分岐
ECサイトの実質コストは「月額固定費+決済手数料」で決まります。月額無料でも決済手数料が高いと、売上が増えるほど割高になることがあります。たとえばBASEは無料で始められますが、売上が伸びると月額制のグロースプランや他サービスのほうが安くなる「損益分岐点」が訪れます。想定売上で月額と手数料を合わせた総額で比較しましょう。
3デザイン・カスタマイズの自由度
デザイン・カスタマイズの自由度は、テンプレートで手軽に作れるか、HTML/CSSで自由にカスタマイズできるか、独自機能を追加できるかで決まります。デザイン重視ならSTORESやfutureshop、カスタマイズ自由度ならカラーミーショップやEC-CUBEが向いています。
4決済・集客・外部システム連携
決済・集客・外部システム連携は、対応する決済手段(カード・コンビニ・各種ペイ)、SNS・モールとの連携、そして在庫・受注管理システムや基幹システムとの連携の3点で確認します。楽天市場・Amazon等の複数チャネルで販売する場合は、在庫を一元管理できる外部サービス(在庫管理システム等)との連携可否を事前に確認しないと、チャネル間の在庫ズレによる販売機会損失や欠品対応の手間が発生します。
5サポート・運用のしやすさ
はじめてECを構築する場合は、サポート体制(チャット・電話・メール)や運用のしやすさが成否を左右します。ショップサーブのように担当サポートが付くサービスや、管理画面の使いやすさ、運用ノウハウの提供を確認しましょう。
おすすめECサイト構築サービス10選|比較表
ここからは、主要なECサイト構築サービス10社の基本スペックを比較します。料金は2026年9月時点で各社公式サイトを確認した情報です。改定される場合があるため、導入前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
| サービス名 | 最低料金(月額) | 初期費用 | タイプ | 対象規模 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| BASE人気 | 0円(売れたら手数料) | 0円 | ASP/SaaS | 個人・スモールスタート | 無料で今すぐ開設できる |
| STORES人気 | 0円〜(スタンダード月3,300円・年払) | 0円 | ASP/SaaS | 個人・小規模 | 無料・デザイン性が高い |
| Shopify | ベーシック 月3,650円(年払)〜 | 0円 | ASP/SaaS | 個人〜大・越境 | 拡張性・越境ECに強い |
| カラーミーショップ | 0円〜(レギュラー月4,950円) | 0〜3,300円 | ASP/SaaS | 個人〜中小 | 販売手数料0円・カスタマイズ自由 |
| MakeShop | プレミアム 月13,750円〜 | 11,000円 | ASP/SaaS | 中小〜中堅 | 標準機能600以上・BtoB/定期対応 |
| futureshop | Standard 月27,000円〜 | 22,000円 | ASP/SaaS | 中小〜中堅 | デザイン・OMOに強い |
| ショップサーブ | プラン4S 月25,000円 | 30,000円 | ASP/SaaS | 中小〜中堅 | 担当サポート付き・老舗 |
| EC-CUBE | DL版無料(サーバー別)/クラウド版は要問い合わせ | 制作費による | オープンソース | 中小〜中堅 | カスタマイズ自由 |
| ebisumart | 要問い合わせ | 300万円〜 | クラウドEC | 中堅〜大企業 | 中〜大規模・カスタマイズ可 |
| W2 Unified | 要問い合わせ | 要問い合わせ | クラウドEC/パッケージ | 中堅〜大企業 | 1,000以上の機能・D2C対応 |
各サービス詳細レビュー
ここからは各サービスの特徴・機能・料金・メリット・デメリットを詳しく解説します。自社の規模・段階・実現したいことと照らし合わせてご確認ください。
BASE
出典:BASE公式サイト(https://thebase.com/)
BASEは、BASE株式会社が提供する無料で今すぐ始められるネットショップ作成サービスです。初期費用・月額費用が0円で、商品が売れたときにだけ手数料がかかるため、リスクを抑えてEC事業をスタートできます。テンプレートでかんたんに作成でき、拡張機能(Apps)で機能を追加できるため、はじめてネットショップを開く個人・小規模事業者に向いています。
- スタンダードプラン:初期費用・月額0円(決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%)
- グロースプラン:月16,580円(年払)/19,980円(月払)+決済手数料2.9%(サービス利用料0円・売上が増えたら切替)
- 最新料金は公式サイトでご確認ください
- 初期費用・月額0円で、リスクなくEC事業を始められる
- 専門知識がなくてもテンプレートでかんたんに作成できる
- グロースプランに切り替えれば決済手数料を2.9%まで抑えられる
- グロースプランは月16,580円〜と有料ASPに近い水準まで値上がりしており、切替の損益分岐を事前に試算する必要がある
- 大規模・高度なカスタマイズには不向き
まずリスクを抑えてネットショップを始めたい個人・小規模事業者に適しています。
STORES
出典:STORES公式サイト(https://stores.jp/ec)
STORESは、STORES株式会社が提供する無料から始められるデザイン性の高いネットショップです。おしゃれなテンプレートでブランドの世界観を表現しやすく、予約・POSなどの周辺サービスとも連携できます。フリープランは月額0円で始められ、売上に応じてスタンダードプランに切り替えられるため、デザインを重視しつつ手軽に始めたい個人・小規模事業者に向いています。
- フリープラン:月額0円(決済手数料5.5%〜)
- スタンダードプラン:月額3,300円(年払)/3,960円(月払)(決済手数料3.6%〜)
- 初期費用0円・プラン変更はいつでも可能。最新料金は公式サイトでご確認ください
- 無料から始められ、デザイン性の高いショップを作れる
- 予約・POSなど他サービスと連携し、店舗運営とも組み合わせられる
- プラン変更が柔軟で、成長に合わせやすい
- フリープランは決済手数料が高めで、売上が増えたらスタンダードが有利
- 大規模・高度なカスタマイズには専用サービスが向く
デザイン性を重視しつつ、無料で手軽にネットショップを始めたい個人・小規模事業者に適しています。
Shopify
出典:Shopify公式サイト(https://www.shopify.com/jp)
Shopifyは、世界中で利用される拡張性の高いECプラットフォームです。豊富なテーマとアプリで機能を自由に拡張でき、多言語・多通貨に対応するため越境ECにも強みがあります。SNS・モール連携や充実した分析機能も備え、小さく始めて大きく育てたい事業者から、本格的にグローバル展開する企業まで幅広く対応します。
- ベーシック 月3,650円(年払)/4,850円(月払)〜
- グロー 月10,100円(年払)/13,500円(月払)、アドバンスト 月44,000円(年払)/58,500円(月払)、プラス 月368,000円〜
- 決済手数料はベーシック3.55%・グロー3.4%・アドバンスト3.25%・プラス2.9%(アプリ課金は別)
- 旧Starterプラン(月750円相当)は公式ヘルプで新規契約不可と案内されており、現在は既存契約者のみが対象
- 最新料金は公式サイトでご確認ください
- アプリ・テーマで機能を自由に拡張でき、成長に合わせやすい
- 多言語・多通貨対応で越境ECに強い
- 世界的に使われ、情報・パートナーが豊富
- もっとも安いベーシックでも月3,650円(年払)からで、無料プランはない
- アプリを追加すると月額が積み上がるため総額を確認したい
- 海外発のため、日本独自の決済・商習慣は事前確認が必要な場合がある
拡張性や越境EC、本格的な成長を見据える個人〜大企業に適しています。
カラーミーショップ
出典:カラーミーショップ公式サイト(https://shop-pro.jp/)
カラーミーショップは、GMOペパボが提供する販売手数料0円でカスタマイズ自由なECサイト構築サービスです。どのプランでも商品販売時の手数料がかからず、HTML/CSSで自由にデザインをカスタマイズできます。フリープランは無料で始められ、豊富なテンプレートやアプリも利用できるため、コストを抑えつつ自由度高くショップを作りたい個人〜中小事業者に向いています。
- フリープラン:月額0円、レギュラー:月4,950円(初期3,300円)、ラージ:月9,595円(初期3,300円)
- プレミアム:初期22,000円・月35,640円〜(決済手数料2.99%〜・月商200万円以上向け)
- どのプランも商品販売時の手数料は0円。レギュラー/ラージは30日間無料体験
- 最新料金は公式サイトでご確認ください
- 商品販売手数料が0円で、売上が増えてもコストが読みやすい
- HTML/CSSで自由にカスタマイズでき、デザインの幅が広い
- フリープランから始められる
- 自由度が高い分、デザインのカスタマイズには知識があると有利
- 決済手数料は別途かかるため総額を確認したい
販売手数料を抑えつつ、自由度高くショップを作りたい個人〜中小事業者に適しています。
MakeShop
出典:MakeShop公式サイト(https://www.makeshop.jp/)
MakeShopは、GMOメイクショップが提供する本格的なASP型のEC構築サービスです。600以上の標準機能を備え、販売手数料は0円、BtoBや定期購入などにも対応します。デザインの自由度も高く、しっかり売上を伸ばしたい中小〜中堅のショップに向いています。なお公式サイトには「利用企業数14年連続No.1」との表記もありますが、調査主体の明記がないため参考情報としてご確認ください。
- プレミアムプラン 初期11,000円・月13,750円(税別)
- 大規模向けエンタープライズは初期11,000円〜・月55,000円〜(税別)
- 販売手数料0円、カード決済手数料は業界最低水準の3.14%〜
- 最新料金は公式サイトでご確認ください
- 600以上の標準機能で、本格的なEC運営に対応できる
- 販売手数料0円で、売上が伸びてもコストが読みやすい
- BtoB・定期購入など幅広い販売形態に対応
- 無料サービスに比べると月額がかかる(プレミアムで月13,750円〜)
- 多機能なため、使う機能を絞って運用すると無駄がない
本格的に売上を伸ばしたい中小〜中堅のショップに適しています。
futureshop
出典:futureshop公式サイト(https://www.future-shop.jp/)
futureshopは、株式会社フューチャーショップが提供するデザイン・運用性に優れた中〜本格向けのEC構築サービスです。表現力の高いデザインと、実店舗連携(OMO)への強みが特徴で、商品登録数に応じてプランを選べます。コマースクリエイターによる柔軟な構築ができ、ブランドの世界観を大切にしながら本格運用したい中小〜中堅企業に向いています。
- Standardプランは商品登録数で5段階(税抜):Plan50 初期22,000円・月27,000円〜Plan10000 初期52,000円・月64,000円
- 上位のGoldプラン等の金額は公式へ要問い合わせ
- アカウント開設月の月額は無料
- 最新料金は公式サイトでご確認ください
- デザインの表現力が高く、ブランドの世界観を作り込める
- 実店舗連携(OMO)に強く、オンライン・オフライン横断の施策ができる
- 商品登録数に応じてプランを選べる
- 無料・低価格サービスに比べると月額がかかる(Standardで月27,000円〜)
- 機能が豊富なため、構築には一定の運用体制が望ましい
デザインや実店舗連携を重視し、本格運用したい中小〜中堅企業に適しています。
ショップサーブ
出典:ショップサーブ公式サイト(https://shopserve.estore.jp/)
ショップサーブは、株式会社Eストアーが提供する担当サポートが付く老舗のASP型EC構築サービスです。創業26年・11万社以上の実績があり、公式サイトによれば6,000店舗が利用中です。全プランに担当サポートが付くため、運用に不安がある事業者でも安心して進められます。豊富なAPI連携や受注・顧客管理機能も備え、サポートを受けながらしっかり運用したい中小〜中堅企業に向いています。
- 基本のプラン4S:月25,000円(税抜・年払275,000円)・開通料30,000円(税抜)
- 上位にプラン4G(月65,000円)、プラン4P(月145,000円)
- 全プランに担当サポートが付く。最適なプランは要相談
- 最新料金は公式サイトでご確認ください
- 全プランに担当サポートが付き、運用の相談がしやすい
- 創業26年・11万社以上の実績と豊富なAPI提供で信頼性が高い
- 受注・顧客管理など運用機能が充実
- 無料・低価格サービスに比べると費用がかかる
- 最適なプランは要相談のため、まず問い合わせが必要
担当サポートを受けながら、安心して本格運用したい中小〜中堅企業に適しています。
EC-CUBE
出典:EC-CUBE公式サイト(https://www.ec-cube.net/)
EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが提供するカスタマイズ自由なオープンソースのEC構築ソフトです。ダウンロード版はソフト自体が無料で、自社サーバーに導入して自由にカスタマイズできます。プラグインで機能を拡張でき、制作パートナーも多いため、独自の要件を実現したい中小〜中堅企業に向いています。手軽に使えるクラウド版も用意されています。
- ダウンロード版:ソフト自体は無料(サーバー・構築費用は別途)
- クラウド版(ec-cube.co)も提供。金額は要問い合わせ
- 最新料金は公式サイトでご確認ください
- オープンソースで、独自の要件に合わせて自由にカスタマイズできる
- プラグインや制作パートナーが豊富で拡張しやすい
- 自社サーバーで運用でき、データを自社で管理できる
- 構築・カスタマイズには開発の知識や制作会社への依頼が必要
- サーバー管理・セキュリティ対応を自社で行う必要がある(ダウンロード版)
独自の要件を実現したい、カスタマイズ自由度を重視する中小〜中堅企業に適しています。
ebisumart
出典:ebisumart公式サイト(https://ebisumart.com/)
ebisumartは、株式会社インターファクトリーが提供する中〜大規模に強いクラウドECです。日本ネット経済新聞調べでクラウドECサイト構築の9年連続シェアNo.1、導入実績800サイト以上(公式発表)という実績があります。カスタマイズが可能でありながら、常に最新版へ自動でバージョンアップされるのが特徴で、基幹システム連携や大規模なトラフィックにも対応します。従量課金・固定料金・レベニューシェアの料金体系から選べ、本格的なECを構築したい中堅〜大企業に向いています。
- 初期構築費用:従量課金/固定料金プランで300万円〜、レベニューシェアは1,000万円〜が目安
- レベニューシェアは初期費用を抑えつつ毎月の売上金額の2.5%〜を継続課金
- アクセス数や売上に応じた3種類の料金体系
- 詳細・最新料金は公式サイトでご確認ください
- カスタマイズしつつ、常に最新版を保てるクラウドEC
- 中〜大規模・基幹システム連携に対応できる
- 3種類の料金体系から事業に合うものを選べる
- 初期構築費用が高く、小規模には不向き
- 導入には要件定義・構築の期間が必要
シェアNo.1(日本ネット経済新聞調べ)の実績を重視しつつ、基幹連携や大規模対応が必要な中堅〜大企業に適しています。
W2 Unified
出典:W2 Unified公式サイト(https://www.w2solution.co.jp/)
W2 Unifiedは、W2株式会社が提供する1,000以上の機能を備えた総合ECプラットフォームで、公式サイトによれば導入実績1,100以上です。EC構築からマーケティング・運用・分析までをワンストップで支援し、OMO・オムニチャネルにも対応します。D2C・サブスク向けのW2 Repeatもあり、機能を絞らず本格的に運営したい中堅〜大企業や、定期購入ビジネスに向いています。
- 料金はSaaSモデル/PaaSモデルとも個別見積もりで、公式サイトに金額の記載はなし(要問い合わせ)
- D2C・サブスク向けのW2 Repeatも提供
- 詳細・最新料金は公式サイトでご確認ください
- 1,000以上の機能を標準搭載し、幅広い要件に標準で対応できる
- マーケティング・分析まで一気通貫で運用できる
- OMOやD2C・サブスクにも対応
- 料金が個別見積もりで、小規模には大きい場合がある
- 多機能なため、活用には運用体制が必要
機能を絞らず本格的にECを運営したい中堅〜大企業や、D2C・サブスクを展開したい企業に適しています。
目的・規模別おすすめまとめ
ここまでの10サービスを、重視するポイント別に整理します。自社の規模・優先順位に合わせて候補を絞り込んでください。
無料・小さく始めたいなら
- BASE:初期・月額0円で今すぐ開設できる
- STORES:無料・デザイン性が高い
- カラーミーショップ:フリープランあり・販売手数料0円
拡張性・越境ECを重視するなら
- Shopify:アプリで拡張自在、多言語・多通貨で越境ECに強い
本格運用・デザイン重視の中小なら
- MakeShop:600以上の標準機能・BtoB/定期購入に対応
- futureshop:デザイン・OMOに強い
- ショップサーブ/カラーミーショップ:サポートや手数料0円で運用しやすい
カスタマイズ・中〜大規模なら
- EC-CUBE:オープンソースで自由にカスタマイズ
- ebisumart/W2 Unified:基幹連携・大規模・D2Cに対応するクラウドEC
ECサイト構築の流れ
ECサイトは次の流れで構築を進めると、スムーズに立ち上げられます。
1目的・規模・予算を整理する
まず、何を・どのくらいの規模で売るのか、予算はどのくらいかを整理します。これにより、無料ASP・有料ASP・オープンソース・クラウドECのどのタイプが合うかが見えてきます。
2サービスを選び、無料プラン・体験で試す
本記事の比較を参考に2〜3サービスに絞り、無料プランや体験で管理画面の使いやすさ・デザイン・機能を確認します。決済手数料を含めた実質コストも試算しましょう。
3サイトを構築し、決済・配送を設定する
デザインを整え、商品を登録し、決済手段・送料・配送方法を設定します。特定商取引法に基づく表記やプライバシーポリシーなど、必要な表記も準備します。
4公開・集客・運用改善
サイトを公開し、SEO・SNS・広告・メールなどで集客します。アクセス解析や売上データを見ながら、商品ページや導線を改善し、必要に応じて在庫・受注管理システムと連携して運用を効率化しましょう。
ECサイト構築に関するよくある質問(FAQ)
Q. ECサイト構築の費用はどれくらいかかりますか?
A. 無料(BASE・STORESのフリープラン)から、月数千円〜数万円のASP、初期数百万円のクラウドECまで幅広く、規模やタイプによって大きく異なります。月額だけでなく決済手数料を含めた実質コストで比較し、想定売上での損益分岐点を確認しましょう。
Q. 無料のサービスでも大丈夫ですか?
A. 小さく始めるならBASEやSTORES、カラーミーショップのフリープランで十分です。ただし無料・無料枠は決済手数料が高めだったり機能に制限があったりするため、売上が伸びてきたら有料プランや本格的なASPへの切り替えを検討しましょう。
Q. モール(楽天・Amazon)と自社EC、どちらがよいですか?
A. モールは集客力が強い反面、手数料やルールの制約があります。自社ECはデザイン・ブランディングの自由度が高く、顧客データを蓄積できます。集客はモール、ブランド育成は自社ECというように併用する企業も多くあります。
Q. 越境EC(海外販売)に対応できますか?
A. Shopifyは多言語・多通貨に対応し、越境ECに強みがあります。他のサービスでも対応する場合がありますが、決済・配送・言語の対応範囲を事前に確認しましょう。
Q. 構築にはどれくらいの期間がかかりますか?
A. 無料ASPなら最短即日〜数日で開設できます。デザインや機能にこだわるASPで数週間、オープンソースやクラウドECで本格構築する場合は数か月かかることもあります。スケジュールに余裕を持って進めましょう。
